ペダーセン BE ALL
2011年 04月 23日
世間話をしていると、、「例のやつ入ってませんか」と訊かれました。
???でいると、荷捌き場のほうに「あれ」はひっそりとたたずんでおりました。
それが、、これです。
BE ALL のDUKEです。知る人ぞ知るペダーセン自転車を現在の技術で
復刻したモデルになり、昨年の展示会での参考出品が、意外や意外反響が
大きかったようで、少量生産された、、というものです。
このペダーセン自転車、ネットのほうで色々見ていくと今から100年ほど前、
デンマーク人のペダーセンさんが、ハンモックのようにサドルを吊り下げる、
という自転車のレイアウトを考案し、それを実現するために凝ったフレームワーク
のものが出来た、、ということです。2度の大戦により製作が打ち切られていましたが
熱狂的なファンがいると見え、細々とではありますが復刻しヨーロッパではしっかりと
認識されている車両ということでした。
そんな特徴的な車両、北海道で仕入れる店など大してあろうはずがなく
これまた少量北海道に上陸してきたようで、その組み立てを手伝ってくれた
というわけでした。
しかし、この車両、、サドルの上げ下げが異様に面倒、停車時に前方向に
降りれないので、ストップ&ゴーが頻繁な使い方の場合はライダーの工夫が
必要でしょう。砲丸ライトは今時9V電池が必要です(!)また荷物を運ぶための装備
はまずつけられない、、と考えるべきでこれを日常的に使う、、というのはかなり
大変と見えます。
しかし、、またがったときに感じる、いい意味での「ゆるさ」。ゆったりとした乗り心地
に上体がかなり起き気味になるので、
空ってこんなに広かったっけ?
という発見をなさるかもしれません。100年前に考案されたもので、、ダイヤモンドフレーム
に淘汰されたはずのものがこうして現存する、、ということはライダーのハートを
つかんで離さない何かを持っている、、と思っていいでしょう。
それって何なのか?、、、勇気をお持ちの方是非トライしてみてください。
ご不明はお尋ねくださいませ。