小径車だからこそ空気圧管理が大事
2011年 10月 12日
この辺、ロードレーサーなどではかなりしつこく雑誌などでも
書いてますし、あれだけ細いタイヤですから、やらなきゃなぁ、、
とビジュアル的にも訴えてきます。
小径折り畳み車、にあってもそれはロードと変わりません、、
と納車の際に良くお話しするのですが、、いざ乗り始めてみると
中々、、判らないのが実情、、、なんですね。
上の写真、、何を伝えたいのかすぐにわかった、、と言う人は空気圧管理の
重要性を良くご理解いただいている方です。シュワルベのコジャック、、
BRのS6Lに標準装備されていたものです。軽さと、、物理的な軽さだけではなく
転がりの軽さを追求したタイヤ、、スポーツモデルのS6に採用されているのですが
このケースではそれが裏目に出ています。
タイヤサイドのゴムの被服がはがれてきていて、中の繊維が露出しているのが
ご覧いただけるでしょうか。何故こういうことがおきるかと言うと、空気圧が足りて
居らず、タイヤは真円ではなくベターッと潰れて扁平になってしまっており、本来
アスファルトと接するはずのないタイヤサイドまでがアスファルトで削られている
からこうなってしまうんですね。この車両は納車してから3ヶ月くらいしか経って
居らず、乗っていただけるのは素晴らしい事なれど、空気圧の管理がなっておらず
こういうことになってしまったのでした。
では、何故そうなるのか?一般の観点からは、タイヤはそれなりに太ければ
空気の量も多い、、と考えてしまいますが、
車輪の径が小さい
ということは、トータルでの空気の量は思っているよりずっと少ないのです。
上記のコジャックの場合で考えれば、タイヤの太さと、径から考えれば
それこそロードレーサー並みの空気量しかないと考えるべきで、その分
しっかりと空気圧を確保しなければ、パンクのリスクは、ロードレーサーよりも
高くなる、、と考えるべきでしょう。
空気圧が高ければ、タイヤの変形率も少なく、アスファルトの上ではより
快適に快速で走ることができる様になります。そういった観点からも
小径車ほどきちんとした、メーター付きの空気入れを使って、空気圧管理
をするべきでしょうね。日々の管理が、まさかのトラブルを避ける、、小径
折り畳み車も例外ではありませんぞ。
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