アルミフレーム破断

この仕事に取り組むようになって10年を過ぎようとしております。その間、アルミフレームの破断を2度ほど見てきました。

メーカーは世界に冠たる、あそこです。まぁ、、いずれも10年選手で通勤レベルでしっかり乗りこまれてきている、、と考えればあそこのフレームでもこういったことが起きうるよなぁ、、という事ではあるのですが、、。メーカーさんと話した中で共通する点が気になりましたので、投稿します次第。

双方とも、ヘッドの部分から溶接がはがれる、ダウンチューブが破断、という症状です。双方ともに破断面の下半分くらいが黒ずんでいることから、「何かの衝撃を受けた、またはその衝撃の蓄積で小さなクラックが入って、そのクラックに気付かず乗っていて、ある一定の広さまでクラックが広がった時点で、フレームがぽっきり折れる、、という事だったようです。

気になるのは、破断のきっかけになった衝撃とは何か、、、

という事なんですね。ま、スポーツサイクルですからいろんな衝撃があるでしょう、しかしそんな衝撃はメーカーの方でも織り込み済みのはず。ではメーカー側が織り込んでいない衝撃とは、、?と考え、ユーザーの方にどういった乗り方をしていたのか聞いてみました。

これが、いずれのケースでも、結構歩道を走っていた、という事なんですね。

歩道走行は法律で認められていることではありますが、それを認めているのは実は日本くらいなものです。という事は、日本のメーカーでなければ、歩道を走ることを前提にしたスポーツサイクルは作ってこない、という事ではないでしょうか?基本的にはスポーツサイクルのヘッドアングルは、ステアリングの機敏さを追求しているのであって、歩道のスロープの段差を上手にいなすようにはできていないと考えるべきです。その段差を乗り越える際の衝撃の連続が今回のケースのような破断のきっかけを作ってたのでは、、?というのは考えすぎでしょうか?またいずれのケースでも、フロントフォークは衝撃吸収を考えて作られているはずの物なので、フォークは何ともないんですが、ヘッド部分の方がおかしくなっている、という事からも突っ込みのありように問題があったのでは?と疑っています。

常日頃から、歩道走行に特化したマ〇チャリの耐久性には感心しておりましたが、やはりあれと同じ感覚でスポーツサイクルを運用するのは、危険なのだろう、、という思いを強くしました。

よく考えれば10年以上使い続けてくれたユーザーさんだけに、実に残念な話ではあります。こういったことが起きないよう、販売側としても(どこを走るかなどに関して)啓蒙にいそしみたいと思います。

私見の多いお話でした。ご意見たがえます、という方笑って読み流してください。

ご不明は売り場にてお尋ねくださいね。
by shugakuso3 | 2012-08-10 06:15 | スポーツサイクル全般