おかげさまで秀岳荘自転車売り場もブロンプトン自転車を扱うお店として認識があがって来ました。これもひとえにお客様のご愛顧の賜物です。そこで、ついに担当者としては念願だった、オーナーズミーティングを感謝の気持ちと共に開催できることになりました。ただ集まるだけでは面白くないのでこの自転車の持つ社会性をアピールするようなポタリングにしましょう、という担当者の身勝手な提案にもかかわらず、合計11名(内スペシャルゲスト2名)のオーナーの皆様にお集まりいただきました。内容としましては、秀岳荘白石店に集合、白石サイクリングロードで北広島駅まで走り、その後キャスターブロンプトンで輪行。札幌駅で降りまして、駅構内、ステラプレイスでキャスター自転車という物を集団でデモンストレーション、大通り公園でピクニック気分を楽しんで、秀岳荘へ帰る、というものでした。紅葉の季節、どのような集会になったのか、、ご覧下さい。



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総勢12名のツアーです。01台湾モデルから、06のP6Rまで、合計10台のブロンプトンと、ゲストとして、ストライダBD-1(キャスター仕様です!)の参加もありました。こうやって見てみますと、まさに老若男女、様々な方がブロンプトンを楽しんでおいでで、この自転車の懐の広さを痛感いたします。また、旭川より2名、留萌より1名室蘭より1名のご参加いただきました。この事実もブロンプトンの素晴らしさを能弁に物語ってはいないでしょうか。いよいよスタートです。
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途中で雨が降り出しました。しかしそこはさすがに秀岳荘のお客様さっと雨具の装着です。昼以降は綺麗な青空になりました。
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木々が少し色づいています。いい雰囲気の中皆で走るのは気持ちがイイです。お互いに気配りつつ集団を維持していただきました。ご協力に感謝!です。
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路面は濡れてはおりますが、やはりサイクリングロードは走りやすいですね。大体、時速にして15-20kmというところで走ったと思います。ブロンプトンは良く走る、と思いますが皆さんはいかが思われますか?
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学習の森、という休憩ポイントで野点ブレイク。これも担当者のわがままにお付き合い頂きました。しかし、お客様もさるもの、私の抹茶に対抗してコーヒーを豆から引き始める方もいらっしゃいまして、いやはや脱帽です。
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軽く登っている所で撮りました。なんだかツールドフランス!みたいですね。ここからは、概ね下りで、一気に北広島駅まで走りきります。
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天候があまり良くなかったので大通公園での昼食は断念し、北広島駅で弁当タイム。これだけのブロンプトンが並んでいると壮観ですね。
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さて、今週のハイライトォー(八奈見乗二調で、、分からない人はスルーしてください)キャスター自転車軍団の輪行ツアーです。噂の秀岳荘ブロンプトンカバーが眩しい!
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乗車率が高かったら、と心配しましたが、一安心。かなり珍しい光景だったようで、面白そうなことやってるなぁ、という視線を熱く感じました。
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特に問題も無く、12名全て無事に改札を抜けました。皆さんのマナーのよさの賜物です。この様な取り組みの積み重ねで、キャスター自転車が札幌発の自転車文化として根付くといいなぁ、と思います。
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キャスター自転車軍団で、休日の賑わいのステラプレイス内をしばしデモンストレーション。その後この写真を撮りました。かなり目立ちました。1人でも多くの人に興味を持って頂ければ、、、。

総括

担当者としましても、秀岳荘としましても、お客様と一緒に自転車でうろうろするという取り組みは初めての経験で、どうなることやらと心配いたしましたがお客様のご協力で無事に終わることが出来ました。嬉しかったのが、例えばロード、MTBでのツアーになると集団を維持するのが非常に難しくなりますが、ブロンプトンだと、走りそのものを楽しむ、一緒に楽しみましょうという雰囲気を皆さんがかもし出してくれまして、集団を維持しつつ楽しく走ることが出来ました。また、キャスター自転車をアピールするという取り組みにこれだけのご賛同を頂いたことに心より感謝いたします。出来れば、第2弾、、、といきたい物です。とにかく有難うございました。
by shugakuso3 | 2005-10-20 17:34

小径車を語る場合に、走りを追求したいのであればやはりモールトン、折りたたみ性能を活かした生活自転車といえばブロンプトン、そのどちらもをバランスさせたのがBD-1、というのは多くの方のコンセンサスとしてあると思います。しかし、ブロンプトンオーナー(特にUKモデル)でしたらご理解頂けると思うのですが、ブロンプトンだって走ります。その思いを常々抱いていた筆者は、その走行性能をなるだけ大きい舞台で立証してみたい、と思っていました。そして今回ホノルルセンチュリーライド参加の機会を得ることが出来、ブロンプトンで100マイルにチャレンジすることにいたしました。今回は写真を織り交ぜたツーリングレポート編と、技術的体力的にどのような課題があり、筆者がそれにどの様に取り組んだのかの論文編の2編に分けてお伝えしたいと思います。さてどうなりますやら。



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ホノルル国際空港にて。他に大きな自転車箱を抱えた人が多い中、とても自転車が入った箱には見えません。係員も、自転車とは、俄かには信じてくれませんでした。
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大会前日のフリーの日にパールハーバーに自転車で行きました。ここは、真珠湾奇襲攻撃で撃沈された戦艦アリゾナを記念碑として残しているところです。
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軍事施設な ので、バッグを預けて入場します。自転車は普通は、駐輪場に置きますが、私達はバッグと一緒に預けました
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福井晴敏著 (終戦のローレライ)で伊507を執拗に追い回すガトー級潜水艦と恐らく同型艦です。このバウフィン号は大戦中沢山の敵艦を沈めた優秀な艦だそうです。
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さてここからが本番。左が愛車04L-3Go!雷神号です。ブロンプトンの走行性能を立証する、という今回の趣旨に従い、キャリア、サドル以外はノーマルです。右のシャツを着て走りました。740という事は、ブロンプトンの狼にならなくては、、(分からない人はスルーしてください)。
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午前6時15分のスタートにあわせて沢山の自転車が集まってきます。ブロンプトンにはボトルケージがないので、写真のショルダーバッグに、ハイドレーションパックを入れて大会に臨みました。
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スタート直後の見晴らしのいいところです。朝焼けの美しさというのはどこでも同じですね。
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個人的には今回の旅のベストショット。詳しくは論文編に譲りますが結構 熱い走りができたと思います。多くのロードレーサー、小径車フリークの方 々に声をかけていただきました。そんな中彼が一番ブロンプトンの性能に興味を持ってくれました。なんでもつい先日BIKEFRIDAYを買ったそうです。その際にブロンプトンも選択肢の一つにあがったそうですが、やはり走りが違うという事でBIKEFRIDAYにしたと言ってました。そんな彼に言わせると、(お前の走りを見る分にはブロンプトンでもぜんぜんオッケーじゃないか!)という事でした。そうなんだよ!!!ととても嬉しかったですねぇ。しばらくその辺を乗り回して大いに喜んでました。ハワイにもブロンプトンの輪が出来るといいなぁ、と思います。出場している小径車は、やはりバイクフライデーが一番多かったように思います。意外だったのが日本からの出場のみならず、ローカルのフリークが多かった事です。さすがメイドインUSAですね。つぎにBD-1が多かったようです。ブロンプトンなんかで来ているのは私だけか、と思っていたらゴール後に1人お会いすることが出来ました。かなり嬉しかったです。
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100マイルの折り返し地点にのみこんな看板がでています。ここまで約4時間掛かっています。ここあたりから日差しが強烈になってきました。しかしチェックポイントでのボランティアの皆様のご協力は嬉しい限りです。75マイル折り返し地点から、ここまで海岸線を通るわけですが、北国に住んでいる者からは想像も出来ないような美しいエメラルドグリーンの海を見ながら走るのはなんともいえぬ喜びでした。ブロンプトンの伸びやかな走りと素晴らしい景色に魅了されて、写真を撮るのに停止するのさえ勿体無い、という感じでした。これがバイカーズハイというものかしら、、。
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気持ち良さそうですね。それを見上げる私も最高の気分です。
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まるで宇宙戦艦ヤマトがあっという間にイスカンダルから帰って来た様にあっという間、、でもありませんでしたが、ひたすらペダルを回し続け思った以上に早く帰ってきました。午前6時15分にスタートして、午後2時5分にゴールしました。8時間以内というのがひとつの目標としてあったので達成できて良かったです。隣に写っている人は、一緒に走ったお客さんで、彼はダホンのプレスト16インチ3段変速で、見事100マイル完走しました。どちらかというとローギアードのプレストで走ったという事は、ライダーとしての力量は私より遥かに上、ということですね。順位もオフィシャルなタイムも無く、ただ自分との戦いの結果(それを知るのも自分だけ)が残り、爽やかな感激が私を包みます。陳腐な表現ですが、自転車ってのは本当に素晴らしい、ついでにブロンプトンも素晴らしい。こんなに小さな車体で、ロード、MTBと互角の走りを見せてくれました。今回100マイル走ったのは私だけだった様ですが、来年は多くのブロンプトンオーナーがハワイの地にその足跡を残されんことを期待しつつレポート編を終わります。


その2。激走分析編

激走という言うほどすごい走りではありませんがそれなりに一生懸命考えて、トレーニングも積んでこの大会に臨んだ記録を残す意味でもここからは自転車屋らしい分析をしたいと思います。なんだかおかしい、などと思われる方もまぁ、大目に見て やってください。



ライダーの性能
筆者は、身長170cm体重90kg体脂肪率25%にもなろうという一見して肥満体です。下手の横好きで自転車には乗って おりますが、アスリートという表現を私に当てはめる人はいないでしょう。以前、札幌から旭川の秀岳荘まで日帰りで走った事がありますが、ここ最近は大して走ってもいません。一応自転車で通勤はしてますが、鍛えて、とはいえないでしょう。 私の性能を客観的に推測できる材料としては、04の札幌ペンタスロンMTBレース(05はメカトラでリタイア)で、出走70人のスポーツクラスで23位でした。脚種としては恐らくトルク型で、体重からも推測できますように平地を巡航するほうが 得意なほうです。


何故ブロンプトンか、そして何故ハワイか。

何故ブロンプトンかというのは冒頭にも書きましたようにその走行性能を試してみたいという事でしたがそれは,以下のようなブロンプトンの特性に基づく物でした。UKモデルのユーザーであればお気づきのことと思いますが、ギア比の設定がローセカンドの間はそれなりなのにセカンドとサードの間はかなり開いています。これは、ブロンプトンが生産されているロンドンまた多く流通しているオランダでは、殆ど坂が無く、いかに平地を高速で走るか、という事に主眼が置かれた,ギア比の設定になっているためだろうと推測できます。そのため、サードギアに入れてそのまま脚を自分のペースで回転させる事が出来れば、時速30キロから35キロのペースで巡航することが可能になります。一度、車に併走してもらいこの事実を確認した私は、平地であればブロンプトンは結構いける、後はそのようなステージをいかに探すかだ、という事を発見しました。仕事中に、ホノルルセンチュリーライドに参加したという方にお話しを聞くことが出来、そのコースには大した坂がないらしいことを知り、これならいけるのではないか、サードギアでずっと踏み続けることが出来ればロードやMTBとほぼ互角の走りも夢ではない、、更に雪国の人間にとっては夢の楽園ハワイでっせ、、という事でやる気がドンドン沸いてきたのでした。

使用した機材

使用した機材は、写真にもありましたブロンプトンL-3の04モデルです。いじったところといえば日東のキャリアをつけてベアリングキャスターを装着。サドルをブルックスのB-72に交換した以外は納車したままの状態です。本大会に参加するにあたって、出来うるチューンナップといえば、まずタイヤをシュワルベのステルビオに交換、ペダルをビンディングタイプに交換、T-6に使われている6段変速キットを使って6段変速にバージョンアップ、聖地和田サイクルさんの改造で有名なインター8のインストールなど様々なことが考えられますが、今回は上記の2箇所以外は完全ノーマルで挑みました。後述しますが、100マイル走ってみて分かったことは、06モデルからラインナップされるP-6Rはブロンプトンの特徴を完全に消化した上で、長距離用として実に合理的なリファインが成されているという事でした。機会があればP-6Rで走ってみたいものです。

問題点と、それに関しての対策

以上の検証より導かれる問題点は以下の通りです。
1)サードギアで脚を回し続けることが出来る脚力(筋力)を身につけることと、それを8時間出し続けることが出来るか、、。  多少の勾配は脚力で押し切らねばならない為にどのくらいが限界なのかも確認の必要がある。
2)小径車特有の慣性モーメントの不足を補うために360度まんべんなくトルクを発生させられるようなペダリングスキルを如何にして身につけるか、それをビンディングのない自転車でどこまで高めることが出来るか。

上記の問題点に対する私の回答は以下の通りです。
A)ロードレーサーによる朝錬。これは支笏湖線(R451)を野牛山林道あたりまで行って帰ってくるという大体2時間 から2時間半のコースで最終的には週に4日ほどやりました。そして休みの日には同じくロードで支笏湖線から 漁川沿いに恵庭に抜け、36号線から札幌に帰るという約80kmのコースを数回周りました。 特に上り坂で重めのギアをシッティングで、ジンワリと回す感じです。その際、上体から極力力を抜くように、、、 結局ブロンプトンのママチャリポジションでは上体が使えないので腰を安定させじっくりゆっくり回すことを心がけ ました。
B)ブロンプトンならではのペダリングの研究。基本的にはブロンプトンは通勤マシンなので、日々の通勤でどのように 脚を回すか、と考えました。上死点、下死点でトルクが途切れないように。トルクが途切れるとスピードの乗りも 悪くなってしまうのでうまく回してスピードが落ちないよう心がけました。問題のサードギアに入れたときに、すぐに 巡航速度に乗せようとムキになるよりも、少しづつ増速していった方が結果的に巡航速度は高いような印象を 受けました。そして一番の問題点が、ビンディングをつけずにいかに回すかという事でした。しかし、ビンディングを つけたペダリングというのは感覚として掴んではいますので、後はそれを平ペダルでいかに実現するかという事を 念頭に置きながら足首の角度、腿の上げ方などを考えました。これはテレマークスキーでプラブーツからあえて 皮のブーツに切り替えるのと同じ感じで道具に頼らず如何にやるかという事を考えさせてくれました。今までは、 ビンディングを脚の後ろ側の筋肉を使って引き上げる感じで回してましたが、腿を上げる、という感覚を初めて得た 様に思います。どちらがいいのかは、断定は出来ませんが、今まで使わなかった筋肉を使うということは、長丁場 ではまんべんなく脚を使うことが出来、有利に働くのではないか、、と思いました。 本番での印象を鮮烈な物にする為にも基本的に練習はロードレーサーでやりました。最後の1回だけ前述の80 kmコースをブロンプトンで回り、練習を終了したのが9月の10日過ぎでした。

そして本番。

3000台もの自転車が一堂に会するところで走るのは初めての経験でビックリしました。一番気をつけなければならないのはスタート後の落車です。本大会は誰でも気軽に参加できる、というところが売りになっていますがその分経験の少ない人が多いのも事実。私も2回ほど落車に遭遇、怖かったです。スタート後30分は落ち着いて余裕を持って走ったほうが良いと思われます。カピオラニ公園をスタートして、ダイヤモンドヘッドの脇を抜け住宅街を通ってハイウェイに出ます。このあたりに来るとコースも開けて、周りに走っている人も同じようなペースなので、自分の走りに集中できます。この日の為に考え練習してきたことを実践するわけですが、ブロンプトンでロード、MTB(いずれもブロンプトンが2,3台買えそうなほどの高額車両)と並んで走るというのは、ある程度出来るとは思ってましたけどいざやってみると不思議というか嬉しいというか、朝日が気持ちよかったです。そのまま海岸線まで出て、最初のチェックポイントで一休み。こんなので来てる奴がいるぜ,なめてんのか、という視線もあり、すごいですね、という視線もあり、いろいろです。しかし、ハワイローカルの人たちは一様に興味を示してくれて、いろんな所で、QuteBike!といわれました。畳んで見せると大喜びで、やってるほうとしても面白かったですね。それから先は一ヶ所心臓破りの坂、というところがあって、ものすごい坂、というわけではなかったのですが、その名の通り、破れるまで頑張りました。その先に見える海岸線と、美しい海は素晴らしいの一言で、自転車で走る、というヨロコビのひとつの到達点ではないか、とさえ思いました。そんな感じなのでついついオーバーペースになってしまいます。そうやって走っていると、緑のバイクフライデーに抜かれました。折角なのでついて行きまして途中で前に出たり、いろんなちょっかいを出させていただきました。信号で止まっているときに(いやぁ、ブロンプトンでよく頑張りますねぇ、)と声をかけていただきました。なんでもサイクルスポーツ誌で記者をされているそうで、さすがに自転車にはお詳しく、ブロンプトンでこれだけ走るなんて君が凄いんだな、とお褒め頂きました。嬉しかったですねぇ,、。しかし本当に凄いのはブロンプトンなのです。75マイル折り返し地点を過ぎ、ここから先は100マイルの猛者だけという事になります。走っていると、もう折り返しの先頭集団が道の反対側を豪快に走っていきます。あれくらいの力量のライダーがブロンプトンで走ったらどうなるのだろう、、などと考えながら走ります。このあたりまで来るとブロンプトンで走るという事がどういったことなのかだんだん掴めてきした。特徴的なのはやはり、ポジション、3段変速、という事になります。ここまで体が起きたポジションになると、事の成否を分けるのはやはりサドルです。過去2年、自分の尻に馴染ませてきたBrooks B-72はサイコーで、上半身の重さをきちんと分散してくれました。走行8時間の間に尻に不快感を覚えたことはありません。同様の走りをしよう(という人はまず居ないと思いますが)という場合はサドルを座面の大きな物に交換するというのは凄く大事だと思います。この点、前述したように06モデルからラインナップされているP6-Rを初めとしたコンフォートハンドルモデルはよく出来ていることが分かります。ブレーキの下を持った場合、ステムが前傾しているのと、微妙に下に、そして手前にハンドルが曲げてあり、掌の正中神経の通っている部分(スペシャライズドBGグローブの黒いパッドの部分)に負荷がかからないようになっているのです。そして殆どロードモデルと同じように体が前傾しますので、尻に体重が集中せず、軽量サドルも使用でき、上半身の引付を利用したペダリングが可能になるのです。そして3段変速で走るという事に関しましては日本で練習してきたことが、ほぼそのまま出せました。イメージとしてはとにかくじっくり、ゆっくり、あせらず無理せず、という感じです。ほぼ平地、とは言いつつも多少の勾配はあるわけでトルクを満遍なくかける様気をつけました。多少のところは勢いで乗り切るのですが、それが無理と思えばすぐにシフトを落として回転でいきます。分かってはいるものの、セカンドとサードの間にもうひとつあれば、、と何度思ったことか、、。この点もいつか6スピードにバージョンアップしなくては、と思いました。途中でコルナゴに乗った紳士がそんなので踏んでると前腿がもたないんじゃない?と心配して声をかけてくれました。確かにこんなままチャリポジションではあっという間に前腿がだめになってしまうでしょう。しかしそこは、いろいろと試行錯誤を重ねたおかげで、脚をまんべんなくいじめて脚が少しでも長く持つように回してました。この点も、ビンディングを使っての練習しかしてなかったら見えてこないことが多く、ブロンプトンで走る、という事以上に得る物が多かったです。そんなことを考えながら走っていますと、いつの間にか折り返し地点を過ぎてしまいました。帰路は、当たり前ですが疲れが出てきてうまく走れません。しかしアドレナリンが出ているのか気分は凄くよくサードギアに入ってしまえばどこまででも行ってしまえそうな錯覚に陥ります。これがバイカーズハイというものなんでしょうか?ここで幸運だったのがこの日は風が殆ど無かったことでした。勾配は大してない、というのはいいとして私が一番警戒していたのが風で、ママチャリポジションで向かい風に吹かれたときはどうしよう、、と人知れず不安になってはいたのです。しかし日頃の行いがいいのか、この日は殆ど無風。しかも風が吹くときは追い風で、ママチャリポジションが功を奏しました。疲れ、時間の感覚、いろんな物がだんだん麻痺してきてペダルを回すという行為が特に意識もせずに普通に人生の一部のように感じ始めてきたときに最後のチェックポイントを通過、いよいよ最後の10マイルです。この区間にはフリーウェイがあるのですがそこでは完全な追い風。ここも気持ちがいい、の一言。メーターなどをつけていないのでどのくらいで走っていたのかは分かりませんが、ロードでいつも走っているのと全く同じ感じでした。何時までもこの時間が続くとどんなに幸せだろう、、と思いましたが、そんな時間にも終わりが来ます。スタートしてから約8時間でカピオラニ公園に帰ってきました。嬉しいような、疲れたような、勿体ないような妙な嬉しさがありました。われながら良くやった、という感慨が私を包みましたが、冷静に考えてみるともっとしっかりした練習をつめば、それにブロンプトンは答えてくれたでしょうから、もっと行かねば、、とも言えました。また機会があれば頑張りたいです。走り終わって、筋肉痛の根が深い、、と感じました。これは巡航速度を維持する為には、700cで走る際の労力プラスαが要求されるのだろう、という事だと思います。これは小径車である以上は仕方がないですね。こうして私の戦いが終わり、ブロンプトンだってやれば出来るのだ、という自信が残りました。それなりの準備をきちんとやれば、つまり自転車乗りとしての訓練を積めば、今回のようなコースであればそれをレーサー並みとはいえませんが、それなりに高いレベルで表現してくれる車体であるとは言えると思います。できれば来年も参加して、オーナーズミーティングが出来んもんかなぁ、、と夢が膨らみます。

以上、感じたことを書いてきました。分析の多くが私見に基づく物なので、異論のある方もおられると思いますが、大きな心で読み流していただけると幸いです。 ご不明、ご質問は白石店の有森まで。
by shugakuso3 | 2005-10-15 17:48