2006年春に始まりました、当店主催の折り畳み自転車ツアーシリーズも今年で満5年です。10回目の記念すべきツアーは、奇しくも第1回と同じルート。折り畳み車の性能、、折り畳み車だから出来る事を世に問いたい、と始まったツアーでしたが多くのお客さんのご協力でここまでこれました。心より御礼申し上げます。また新たな節目にむけて再出発です。今回も、ロードレーサーでなくちゃ、、と思われているルートに総勢9名の小径車フリークが集合しました。
担当者としても感慨深いツアーをレポートいたします。
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札幌駅に集合、合計9名と9台でニセコ駅までJRにて移動します。
小樽から先は、2両編成のワンマンカー。これは流石の折り畳み車で
なければ9台は乗せられません。集合の時点では小雨模様でしたが
出発の頃には雨も上がり始めました。いよいよ出発です。
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まずは、自転車の調子を見ながら、道の駅ニセコまで移動します。
イヤハヤ沢山の車が駐車場の入り口に列を成しておりました。
そこを縫うように自転車で走ります。個人的には気分がいい。
ロードレーサーを準備している人もいましたが、珍しそうに
私たちを見ていたのが印象的でした。
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真狩村湧水公園に向け走っているときに”パァーーン”という爆竹の様な
音がしまして、、なんじゃ何じゃと驚いていると参加者のお一人がパンク。
よくよく見ますとタイヤサイドに穴が開きチューブも思いっきり吹き抜けて
おりました。今ツアーシリーズ5年の中で初めての車両トラブルです。
原因は、ブレーキシューの位置がずれており、それが少しづつタイヤサイドを
削っていたのに気がつかなかった、、ということでした。
幸いなことに、タイヤサイドの穴には内側から貼り物をすることで、、チューブ
の吹き抜けも何とか塞がり、100%の性能は無理ですが走り続ける事は
出来そうです。イヤハヤ良かったよかった。皆さん、、トラブルというのは
思わぬところに潜んでいるものです。日々のチェックを心がけましょう。
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真狩の湧水公園はこれまたすごい人出でびっくり。しかし、水を汲んでいる
人たちも、小径車軍団にびっくり、、という感じでした。真狩と京極の中間ほど
の記念撮影スポットですが、今年は雲で山は見えませんでした。この頃
になりますと路面も乾き、日の光で暑くもなく寒くもなく快適なサイクリング
を楽しみます。此処を過ぎると、京極に向けて開放感あふれる下りが
私たちを待っておりました。
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京極町の湧水公園にて大休止。此処もすごい人出で、湧き水って需要が
あるんですねぇ、、。ここでもロードの人たちの関心を集めました。普通に
考えれば此処には小径では来ませんもんねぇ。でも、やれば立派に
走れるし、何かあったときは素晴しく機敏に対処できるのです。
此処まで来れば、大体山場は過ぎて、、、といいたいところですが、
一箇所だけ、あるのです、、。
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京極から倶知安に向けての農免道路で、私たちが便宜上”壁”と呼んでいる
一直線に上る急勾配の坂です。皆さんヒーヒーいいながらもしっかり登り
きってくれました。大体、このツアーの基本的なコンセプトが、”小径折り畳み
自転車って大して走らんでしょう”と思われていることに対して、一発
かましたろ!という気合
で始まっていますので、こういう画を見ますと担当者
としては嬉しくなってしまいますね(笑)。特に今回は紅一点の女性ライダー
が、上りで男どもを置き去りにする、と言う実に男前な走りを見せてくれまして
益々嬉しくなりました。その方も、私と同じようなことはお考えのようでした。

最近小径折り畳み車でツーリング、という方が増えてきております。売場と
しましても嬉しい限りです。
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すったもんだの後に、やって来ましたのが”小川原脩記念美術館”
こんな、ガーデンウェディングパーティなんかも出来そうな素晴しい
ロケーションでお昼を頂きます。今回も、北海道BBQカレッジ様に
お世話になりました。こちらの御協力なくしてこのツアーは5年も
続けることは出来ませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。
昼食地の選定はお任せしているのですが、こんな素敵なところで、、
と言う所にBBQカレッジ様のセンスの良さを痛感いたしますねぇ。
私たちでは、、、とても無理です。
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BBQカレッジさんの昼食が食べたくて、、、本ツアーにご参加
の方も何人もいらっしゃいます。自転車でしっかり運動して、
こんなレストランにも負けないようなしっかりしたランチが
頂けるなんて、、外遊びの一つの幸せの形ですね。思い出す
だけでも幸せな気分になれます。有難うございました!!

そして、今回はBBQカレッジ様の粋な計らいが私たちを
待っていたのです。
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せっかくの美術館だから、、ということで館内を見学させていただきました。
しかも館長さんの熱い解説付きです!この辺にBBQカレッジ様のセンス
を感じますねぇ、、。小川原脩さんという方は、不勉強で存じ上げません
でしたが,ニセコにしっかりと根を張りもくもくと創作活動に励んでいらした
様です。坂本直行しかり、北海道の芸術家は自然、大地に根を張った
方が多いですね、勉強になりました。ニセコを自転車で訪れる人は
沢山いると思いますが、此処に来る人はあまりいないでしょう。サイクリスト
の皆さん、とても素晴しい体験が出来るはずです。いい汗かいた後
お立ち寄りになってみては?
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スポーツの、、食欲の、、そして芸術の秋を満喫してBBQカレッジ様
と一緒に記念撮影です。素敵な経験を有難うございました。この時点で
14時50分。私たちは、15時15分倶知安発の小樽行きに乗る予定
なのです、、。間に合うかなぁ、、と実はひやひやしながら、美術館
を後にしました。
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そしてやってきました倶知安駅。あの短時間で移動して、倶知安駅
前に来たのが15時05分。9名と9台が輪行準備でき、改札を抜け
たのが15時10分、この写真を撮ったのが出発の2分前です。
この辺のフットワークの軽さが折り畳み車の魅力ですね。フルサイズ
自転車ではまねの出来ないところでしょう。その上で、頑張ればフルサイズ
車両と同様のサイクリングが可能なのです(速くは走れませんが、、)。
こういった使い方が折り畳み車ならではだよなぁ、、と痛感しました。
ご参加いただきました方々有難うございました。この経験を基に様々な
折り畳みならでは、、の使い方を研究なさらんことを祈念いたします。


総括
”折り畳み自転車って大して走らないんでしょ?”今でもよく聞かれる質問です。確かにライダーの性能が同じであれば、700cを上回るような走りをするのは無理ですが、巷で言われるほどダメじゃない、、。ダメなのは小径折り畳みだからではなくて、小径折り畳みであることをきちんと消化した設計でない自転車だからなのだ、、ということをユーザーの皆さんと立証したい、という気合でこのツアーがスタートしたのが2006年春のことでした。それから5年、当初は走行性能のみに考えが行っておりましたが、折り畳み車ならではのフットワークの軽さ、手軽さ、を如何にサイクリングの中に組みあわせるか、、ということを考えながらツアーを運営してきました。お客様より教えられることも多く、私も色々な経験を積ませていただきました。そういった意味では、今ツアーはその集大成です。車のサポートを受けないこのツアーは、走行不能、、のようなトラブルが仮に発生したにしても、折り畳める、機能を使えばタクシー、バスなどとの連係もしやすく、、この辺はまさに折り畳みならでは、といえるでしょう。集合、解散にしても実にフレキシブルに対応できます。自家用車に頼らずに遠出して行った先で自転車を楽しむ、、事が如何に素晴しいか!ご参加いただきました方はシッカリとお感じ頂けたのではないでしょうか?これからも、折り畳み車でもできること、折り畳み車だからできる事、従来の自転車では考えられなかったような使い方を色々と研究して行きたいと思っております。
あらためまして、5年間ご協力いただきました北海道BBQカレッジ様、ご参加いただきました沢山のお客様に心より感謝しつつ、本稿を終わります。また一緒に楽しみましょうね。
by shugakuso3 | 2010-10-14 11:26