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秀岳荘白石店自転車売り場や自転車ツアー自転車遊びのご報告


by shugakuso3
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長尺自転車輪行ツアー 2010’

近年、スポーツサイクルに出来ることを追求したい、、熱いフリークをして更に熱くさせているのが、”ロングテールバイク”(本稿では敢えて漢字を使い長尺自転車と表記します)。当売場でもジワジワと認識が上がってきたこの自転車、当店は、折り畳み車の運用を考えると言うのを一つの目標としておりますので、私物のDAHONに、フリーラディカルキットを取り付け、恐らく”本邦初の長尺自転車輪行ツアー”をやってみました。お陰さまで、2010夏のジメジメ蒸し蒸しを吹き飛ばす熱い経験が出来ました。その模様をレポートいたします。
注意)DAHONの長尺化は恐らくメーカーは推奨しません。やってみたい、方は自己責任の範囲でお願いします。ちなみに担当者は、体重90k近く、装備重量120k(ライダー含む)で走ることもあります。1000k近く走っていますが、現時点では問題ありません。詳しくはお尋ねください。

1)小樽実験編
まず最初のツアーは、札幌小樽間を電車で移動し、小樽は祝津の海で海水浴をしようではないか、と言う実験編です。私が、妻の分の折り畳み車を長尺で運び、先行して地下鉄で来ていた妻子と札幌駅で合流、自転車2台で輪行します。小樽で自転車を開き、私が子供を乗せて、2台で小樽を自転車散歩しよう、、という内容です。
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お馴染み札幌駅前広場。此処で自転車を下ろし、DAHONを畳み、輪行します。こんなでかい自転車重いだろう、、というのをお感じになる方もいらっしゃると思いますが、上手に運べば、26インチのタイヤを使って持ち上げることなく運ぶことが出来るのです。詳しくは売場にてお尋ねください。海水浴グッズも多少積んでましたがそのまま畳みます。
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畳むとこんな感じです。面白いのが、荷物を天板に載せてしまうとそのまま運べますので、余計なものを持つ必要がなく結構楽チンでしたよ。小樽も札幌もエスカレーターが完備されているので、安心でした。
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やってきました小樽駅。DAHONにつけているカバーは、秀岳荘縫製工場で特別に作ってもらい、、しっかり機能してくれました。実際は、MTBの前輪だけ外した形の輪行パッキングとほぼ同じ大きさなのであまり気に止める人もいない感じでしたね。
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小樽駅を出て、祝津方面に向けて走ります。途中のひなびた海岸で海水浴、、としゃれ込む予定だったのですが、折からの曇天、小雨、でとてもそんな余裕はなく、軽く子供を水遊びさせるくらいになりました。しかし、、こんな小さな浜辺は車では見落としてしまうんじゃないかなぁ、、と思います。自転車ならではの発見ですね。
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海水浴計画が短縮されましたので、第2案、小樽博物館巡りに切り替えました。此処は小樽観光の穴場、手宮洞窟保存館です。車で走っていると通り過ぎてしまうかも、、というくらいひっそりと営業してました。日本ではかなり珍しい”壁画”が保存されています。その後、交通博物館に移動、北海道開拓と鉄道の栄枯盛衰がとても深くかかわっている、、ということがシミジミ理解できました。鉄道ファンならずとも足を運ぶ価値はあるなぁ、、と思います。
この後、運河方面の観光地に向け移動し、適当なところで食事を頂き、再び小樽駅から帰投します。これだけ大きな自転車を電車に載せるとなりますと、始発駅から乗る、もしくは混雑する時間を外す、と言うことが重要であることがわかりました。不慣れな妻は自転車を転がしたり、、大変だったと思いますが、私の助けもなく全行程を完遂し、実験的な要素が強かった小樽編は無事に終了しました。そして、いよいよ本番ともいえるニセコ編へと突入するのです。


2)ニセコ激闘編

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日を改めまして、今度はJR北海道が世界に誇る”一日散歩切符”を使いニセコ地区まで足を伸ばしてみようと言う計画です。ニセコ駅で降りて、比羅夫スキー場に向け上り、スキー場近辺で一服、倶知安の方に下り、昼食を頂き、倶知安から電車で帰る、と言うルートです。
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札幌駅にて自転車を輪行準備。すっかり慣れましたね。混み始める前、6時台の電車で小樽へ向け出発です。右側の写真は、車両最後尾の車掌室の扉です。車掌さんのお話では、このドアを開けて、車掌が客室の方に入ることは殆どないとの事で、どうせ置くならこちらの方がいいんだ、、ということでした。急停車でも倒れないように、紐で手すりに結び付けます。小樽から先は、ワンマンカーになりますので、降り口付近に自転車を置いたほうがいいようですね。
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同行しましたワンタッチピクニカです。こういったスティックフォルダーは写真のように置けることもあります。
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ニセコ駅で下りて、いよいよ出発ですが、、イヤハヤ坂が凄くて大変です。激闘編と銘打ちたくなる位です(笑)。ロードレーサーで来れば気持ちのいいアップダウンですが、、長尺に子供を乗せて、、妻は14インチのシングルギアでは、”なめとんのか!”とニセコに怒られてしまった、、という感じです。あまりの大変さに、写真が全くありません(大笑)、、馬鹿ですねぇ、、。ピクニカの方は、折り畳みペダルが破損寸前で、結構な踏力で乗って居たんだなぁ、、と感心しました。倶知安に入ってからやっと写真を撮る余裕が出ました。途中、田園地帯で道に迷っているところ、親切に教えていただきました。これも自転車旅の醍醐味ですねぇ。
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倶知安町に入りレルヒ公園で一服、、というより大休止です。この公園で、子供を放し飼いにしました。親にとっては、ヒーヒー言って充実したサイクリングになりましたが、子供にしてみりゃただ座っているだけなので、結構詰まらなかった様です。他に色々見に行くか、、と思っていましたが、残りの時間は此処で子供を遊ばせることに致しました。此処が一番面白かった、、といってたなぁ(笑)、、。現在も、ニセコは北海道では一大スキーリゾートですが、その昔はもっとニセコの持つ迫力と言うか意味が大きかったんだろうなぁ、、と思いました。ニセコ駅は写真は撮り損ねましたが、明らかにヨーロッパアルプスをイメージした造りでそれほど、スキー文化がこの地に影響しているんだなぁ、、と思いました。レルヒ中佐はどう感じていたんでしょうねぇ。
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昼食後、倶知安駅から電車に乗って帰ります。ニセコから出て倶知安から帰る、これが輪行の醍醐味ですね。此処は階段しかなく、持ち運びが大変でしたが、、、。電車に乗りましたら、すっかりデロデロです。これも輪行の醍醐味ですねぇ(笑)。ニセコまで車で来ていたら3時間ほど運転せねばならないので、私はもう電車の方がいい、、と思ってしまいます。

総括

ロングテール自転車の導入には、正直逡巡しました。私の中で、活用に関してのイメージが湧かなかったのです。しかし、DAHONと組み合わせたら、、というのを思いついてからは、こんなことが出来る、あんなことが出来るのでは、、とグングンイメージが湧いてきました。実際組み合わせてみると、長尺化以前よりもよっぽど輪行しやすく、色んな物が運べるという点では、私の予想を遥かに超える使い勝手の良さで、すっかり自家用車の出番も減りました。また、想定外に嬉しかったことが、子供を載せて自転車で色んなことができると言うのがわかったことでしょうか、、。幼児を載せて旅先でサイクリングしてみたいと考えるお父さんは多いでしょう。でも、車で自転車を運ぶと家族分の車両が積めない、、走っていても車まで戻らねばならない、、。出先のレンタルでは、子供が乗せられなかったり、サイクリストが満足するような車両が少ない、、。そんな状況を、完全にブレークスルーしてくれました。子供を乗せ、家族分の荷物を載せてもまだまだ積載能力に余裕があり頼もしい限りです。近所の買い物なんかに子供を乗せて、荷物を載せてという方は多いと思いますが、それに輪行を混ぜることで、旅先で活用できるのです。今回のニセコ編では、様々な坂に挑んだわけですが、子供の声援を背中に受けながら、グイグイと坂を上る、、というお父さんサイクリストとしてはある意味至福の時間を味わえました。これは、やってみるまで気がつきませんでしたが嬉しかったなぁ。何せ本邦初(恐らく)の取り組みですから、この計画を実行に移すまでには色んな事を調べたり、色んな状況を想定して対策を練ってみたり、、私だけならまだしも不慣れな妻、言う事を聞かない幼児を連れてですので、やってみるまでが大変で、よっぽど車で行こうか、、と考えたくらいです。しかし、だからこそのヨロコビを今シミジミと味わっています。この長尺自転車の可能性は、まだまだこんなものではないと思っています。売場としても何が出来るか楽しみす!
by shugakuso3 | 2010-08-07 13:57