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折り畳みツアーto支笏湖09’

小径折り畳み自転車の可能性を追求したい、、あくなき挑戦は続きます。今回は、昨年やってみて結構な反響を呼んだ折り畳み自転車によるキャンプツアーです。HECC(北海道エココミュートサイクリングクラブ)の有志の方々の御協力を今年も得ることが出来、気持ちの良い汗を流し、自転車の可能性を追求する、という観点からは有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年は日程が週末になり、また札幌よりの自走にこだわることがなくなり、結果として折り畳み自転車ならではの使い方がクローズアップされることになりました。



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担当者の愛車勇気で爆進号です。ブロンプトンのフロントラックシステムを流用し、ハンドルバッグをつけ、リアには秀岳荘オリジナルのサイクルトートバッグをつけました。これは、30L程の容量がありながら、荷物が横に広がらず、縦に伸びる様になっているため、かかとに当たることなく、スムーズなペダリングを可能にしています。荷物が上に伸びてもOK!というのは小径車の特性をよく吟味している、といえると思います。ブロンプトン、DAHONなどにも転用可能ですよ。今回、テント寝袋、その他のものを入れましたが、しっかりと安定してくれました。
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真駒内から一緒に走ってくれた、HECCの中でもギンギンライダーの3番さん。とにかくコンパクトな荷物に拘った様で、ラックパック、更に30L程のバックパックにソロキャンプ装備をまとめてきてました。業界の人間としましては学ばねば、、。他、23番さんが来てくれる事になっていたのですが、足の調子が、、ということで峠の一番きつい部分はバスでエスケープ!湖畔辺りから、モーラップに合流、となりました。よく考えるとこれこそが折り畳み自転車ならではのキャンプツアー、といえる部分で私も目が覚める思いでした。折角の折り畳み機能ですからね、つかわにゃソンソン、、です。
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支笏湖線名物、地獄の7%勾配の手前、山水橋です。此処で一服、地獄に向けて気合を入れます。私で、装備重量が16kほどになってましたので、大変でしたが、何とか上りきりました。わざわざ、きついところを、わざわざ重い荷物を積んで登る、、自転車旅行のひとつの醍醐味ではありました。しかし、此処を軽くバスでエスケープ出来れば、、、体力に自信のない方でも、自転車旅行を味わうことが出来るようになるわけで、、、、。そこに考えが回っただけでも、ツアーに来た甲斐がありました。幾多の自転車旅行で鍛え上げられたBD-1は、重量級のライダー、ヘビーウェイトの荷物に音をあげることなく実に淡々と走ってくれましたよ。この辺は、旅仕様のMTBとなんら変わることはないと思いました。
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やってきました支笏湖半の観光地。今まで何度も支笏湖には来ていますが、此処に入ってきたのは初めてで、結構色んな店があるんですね。食堂内で昼食をとるつもりでしたが、自転車が目に入るところでないと、心もとない、、、。というわけで色々探しましたら、この民宿は、表のテーブルまで食事を運んでくれる、、というのでこちらにお世話になりました。折角の秋の一日、天候は良好でしたので、オープンエアで食事できるというのはいいものです。この小さな自転車で来たんですか、、と色んな方に感心されました。まだまだ高機動型小径車の走行性能は知られて無いですね。目的地のモーラップキャンプ場までもう一息です。
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モーラップキャンプ場にて23番さんと合流、早速キャンプサイトを作ります。小型の一人用テントが2人、私はピラミッド型シェルターに、吊り下げ蚊帳テント、を組み合わせました。雨の予報が出ていましたので、ポンチョを使って簡単ですがタープを張りました。この辺は、如何に荷物を減らすか、、という各人の苦労が分かるところで面白かったですね。いやはや一番経験しているはずの私が一番荷物が多くまだまだ青い。日没ごろにささやかな晩餐です。BBQとかダッチオーヴン料理が当たり前になってしまった21世紀にあっては笑っちゃうくらいの粗食でしたが、それでも、頑張った私たちにはものすごい御馳走です。自転車の運用から様々なことに話題が及び、実に充実した夜になりました。
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ソロツアーの鉄則通り、夜明けと共に起き、さくさくと準備します。夜半からの雨は降ったりやんだりで、早めの行動が重要のように感じられました。これから先はおおむね下りでサイクリングロードを千歳方面に下ります。途中で結構な雨に降られて大変でした。小径自転車は、車輪が小さい分泥跳ねが少なそうですが、実は逆で、かなり高角度で泥が飛び、終わってみると自転車が結構汚れたりします。他のお二方は千歳駅に到着後、雑巾で自転車をきれいに拭いておられました。これが物を大事にする、ということなんですねぇ。感心しました。
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サイクリングロードから先は、各個人の走力差がしっかりと出る所ですので、自由行動にして鮭マス孵化場の辺りまではノンストップで走りました。雨が強くなってきたためこの判断は有効。鮭マス孵化場で不本意ながら雨具を装着し、最後のひとっ走り千歳駅に到着です。此処から先が折り畳み自転車の本領発揮の部分で、私の場合ですが、50L前後にもなろうという荷物をひとつは背負い、ひとつは自転車につけたまま折り畳んで転がしながら、駅構内電車内を移動しました。この辺はキャンパー装備のMTBなどでは難しいところでしょう。また、そういう移動を一日何回もする気にはならないと思いますが、折り畳み自転車であれば、私なら5回まではやってもいい(笑)と思いました。各自さくさくと移動、お昼前には帰宅できました。

総括

折り畳み自転車の可能性を追求したい、、として色々なことをやってきました。昨年キャンプツアーをやることが出来、大体こんなところではないか、、と思っていたのですが、今年やってみてご参加いただいた方に教えられました。というのが、難所を折り畳み機能を使ってエスケープする、という使い方。どうも私はヒーコラ言うことに意義深さを感じてしまうようで、難所というととにかくぶち当たらねば、、となってしまうところなんですが、ヒーコラ言わなきゃいけない、、事はないんですもんねぇ。そうやって難所を上手にかわしていくのも折り畳み自転車ならではの旅だなぁ、、と思うのでした。また、そうやって難所を越えるために畳む、、事が大して面倒ではない、事が折りたたみ自転車のいいところでもありますよね。今回の旅では、そういったことも出来るよなぁ、、と思わせてくれるのと同時に、キャンプ装備で、立派に支笏湖の峠を越えてキャンプシーンまでたどり着けることが立証でき、スポーツサイクルとしても幅広い使い方が出来る、事が立証できた様で嬉しく思いました。ご参加いただきましたHECCの皆様有難うございました。また行きましょうね(今度はちょっと楽しましょう)。余談ながら、この経験の後、なんだか自信がついてしまい旭川まで自走して折り畳んで高速バスで帰る、ということをやってみました。いやはや実に楽しかったです。結構いけるもんだなぁ、、と思いましたね。また嬉しかったのが、バス停に着いたのがバスが出る10分前。そこから畳んでカバーをかけて、用を足してジュースを買って、座席についたのが、出発の3分前でした。この辺の機動力は、MTB、ロードではまねの出来んところでしょうね。
御不明は売場までお尋ねください。
by shugakuso3 | 2009-10-11 17:18

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