ライフスタイルバイクとは、、、2
2010年 12月 23日
歩行者と同じ扱いをしてきた道路行政の生み出した日本独特の乗り物
であることを見てきました。では、LBとは何なんでしょうか。LB,とはいわゆる
ヨーロッパなどの自転車先進地域にて生活自転車として使われるスポーツサイクル
のことです。マ○チャリが歩行者の延長であるのに対し
交通機関であり、スポーツの道具
なのです。スポーツの道具、となるとデリケートなものを想像してしまいますが、
競技車両
ほどストイックに出来ては居らず、マ○チャリほどの酷使には耐えませんが、
自転車を車道中心の走行にて使う分には、問題ないくらいの耐久性を
持たせてあります。一見すると、競技車両と大差ないかのような自転車に
みえますが、車両によっては、
キャリア、フェンダー、スタンド、
などの生活使用にあって便利なものがオプションとして追加できるようになって
おり、自分の好みに合わせてシステムアップする楽しさも兼ね備えているのです。
その上で走行性能に関しては、あくまでスポーツサイクルのもので乗り手ががんばれば
一日100kでもいけるくらいになっています。
余談ながら、日本でも注目を浴びている電動アシストサイクルも、ヨーロッパの基準
で作れば日本の原付バイク並みの動力性能があるそうです。ヨーロッパではこれを
交通機関の一種として本気で交通社会に組み込もうとしているらしいですよ。
以前、RPJの社長さんにお話を聞きましたが、ヨーロッパでは、老若男女、自転車
に乗る際には、所謂サドルをしっかりと上げ、脚の力を100%発揮させられる
スポーツサイクルポジションで颯爽と走る、、そうです。そういった人たちが自転車
に乗れば、それこそ自動車を凌駕するくらいの機動力を発揮できるでしょう。
そういった自転車がどんどん流通することで自家用車の使用が減り、環境問題に
少しでも寄与できれば、業界の人としてこれ以上のヨロコビはない。
それにも増して、足腰に負担の少ない自転車運動は、交通事故、さえ避けることが出来れば
まさに老若男女続けることが可能な生涯スポーツではないか!
RPJの理想とは、LBを日本に沢山流通させることにより、上記のような自転車社会
を日本に現出させたい、、ということなのです。マ○チャリが走ることを前提にした
街づくりがかなりの部分でなされてしまった日本社会にあって、それを成し遂げるのは
大変なことと思います。しかし、自転車販売業としてRPJさんの理想には大いに共感する
ものですし、微力ながらそのお手伝いが出来れば、、と思っているのでした。
と、、簡単にLBとは何ぞや、、ということを考えてきました。私としましては
矢張り歩行者の延長、として作られた自転車よりは、あくまで交通機関として
作られた自転車を、交通機関として運用する楽しさ、素晴らしさ、をより多くの
方と共有したい、、と思ってやっております。
ま、自転車ってとにかく楽しいのです。
ご不明の点などございましたら売場にてお尋ね下さい。異論お持ちの方もいらっしゃる
と思いますが、大きな心で読み流していただけると幸いです。