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秀岳荘白石店自転車売り場や自転車ツアー自転車遊びのご報告


by shugakuso3
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TheBROMPTON ロンドン研修ツアー2011

当売場も、ブロンプトンに向き合い始めて、、台湾モデルのころも含めれば
いつの間にか9年目です。その積み重ねが評価されましたか、このたびロンドン
にあるブロンプトンの工場を視察させて頂く、という栄誉に浴することが
出来ました。これもBRを愛し、支持していただきましたお客様のご協力の
賜物です。まずは心より御礼申し上げます。折角行きましたので、何回かに
分けまして、ブロンプトン社とは、、ブロンプトンの工場では、、そしてロンドンの
自転車事情、、という観点から今回の経験を振り返りたいと思います。自分
なりにベストを尽くしましたが、、さてどうなりますか、、、。

BROMPTON工場編 1

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ロンドン市内と、ヒースロー空港のちょうど中間点あたりにBRの本社工場はありまし
た。もともとはもっとロンドンの中心よりだったそうですが事業規模の拡大に併せて
今の場所になったそうです。年間28000台がここで製作され世界に向けて出荷
されます。一番多いのがお膝元イギリス、次にオランダ、ドイツ、そして日本の順に
なるそうです。いずれも自転車運用の先進地域ですね。日本もそうならねば、、。
ここで、設計からフレームの製作、世界中から集められたBR用の部品の組み立て
最終的な自転車までの組み立てが行われています。企業としては、先の社長交代
に併せて、マーケッティング部門が創設され家内制手工業的な会社でしたが、より
現代的な企業としてスタートを切ったようです。当店のお客様のブログもチェック
されてました。驚きですが、それほどしっかりとBRに取り組んでいるということです。

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レセプション入り口横の社員用駐輪場、、でしょうか?さすがに使い込まれた印象
です。後でわかったことですがブラウンサドルのものは創業者”SirAndrewRitchie"
の車両でした。みんなブロンプトンを愛して使い込んでいるのがよくわかりますね。
中には試作品が組み込まれているのがあったりして、結構驚きです。このあと、
工場見学の注意事項を聞いて、いざ工場内へ出発です。

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体育館のような大きな空間で、整然と作業は成されていま
した。第1印象はディズニーランドでは掃除のアルバイトも生き生き
仕事をしている、、といわれてますがそれがそのまま当てはまる
感じでした。真剣に、、しかも楽しそうでした。見習わなくては、、。

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みなが気になる溶接工程です。ここからあの絶妙な曲線をもち、、
しかも頑丈なフレームが産み出されて行きます。意外だったのは溶接工
(ブレーザーというそうです)がみな若い!ということでした。もっと年輩
の人がやっているのかと思っておりましたが、、、。聞いてみると、やはり
こういった仕事が出来る人が年々減っておりBRとしてはブレーザーの
育成も狙って若い人を採用している、ということでした。また、ブロンプ
トンは、普通のフレームと大きく違いますので、たとえば、有名なロード
工房でどれだけ修行を積んだとしても、BRに併せた修行をしっかり
やらないととてもじゃないけど出来ない、、ということでした。確かに
ロードの自転車とは大きく違いますからね。販売していても
そう思いますから、製作するにあたっては益々そうでしょう。

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ブレーザーの製作風景です。こうやって横並びに頑張る
ことで切磋琢磨してもらいたい、ということを狙っている
そうです。しかし真剣そのものの表情でしたよ。
冬でも所々扇風機が回ってましたから、夏は暑そうだなぁ。

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折りたたみの肝の部分の金具です。これに関しては製品の
ばらつきが事故につながりますので、すべての部品を精密
にチェックしてから溶接作業に入る、とのことでした。この部分
に関しての彼らの思い入れは相当なもので、もの造り、、
って大変なんだなぁ、、と感心しました。

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メインチューブがこれです。この後プレス機に
まわされ、あの曲線が出来るのです。しかし、、
無から有を作り上げるというのは大変なこと
ですね。ひたすら感心します。

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これがRフレームのチェックジグです。どうやら振れ取りの
マイクロメーターが使われているようでした。ここまでして
きちんと精度を出すんですね。感心するなぁ、、。この辺
の工具などは実は彼らの自作だそうです。本当に
BRはゆりかごから作っているんですねぇ。

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これはフロントフォークの精度がきちんと出ているかを調
べる冶具です。これも彼らの手作り、ということでした・
こうして一つ一つ細かなチェックを経てブロンプトンが
出来上がっていくのです。小さいときに見た、「働くおじさん」
で、一つ一つ物が産まれていくのに不思議な感激を得た
物ですがそれを思い出します。

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これは、最近導入されたという最新式の精度チェック機械
です。写真ではわかりにくいものの右側の機械でパーツの
寸法をしっかりとはかりそれが3次元CGで左側の画面に
再現されます。それでパイプの厚み、角度、様々なことを
調べ、BRの基準通りに出来ているかをチェックするそうです。
これが導入されたことで仕事がとても速くなった、といって
ました。

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これはシートピラーの振動実験です。あの硬いピラー
をグニョンとたわませ、何回やったら折れるか、まで
調べ上げるそうです。新型のアルミピラーを調べて
いました。ちゃんとシートクリップもつけて、実際の
使われ方を再現しています。


BRの品質に関しては、、販売しております立場からも自信を持っておりましたが、
ここまでしっかりと研究、、また品質向上へのたゆまぬ努力がなされているのを
知りますと、気持ちがいいくらいでした。次は、部品が如何に取り付けられ、
自転車になっていくのか、、、を描きます。

次回も乞うご期待、、です。


注意) 写真の下に日付が出ておりますが、時差を修正し損ねておりまして
     日本時間が出ております。念のため、、お含みおきください。
by shugakuso3 | 2011-02-17 09:40