KNOG LOCK
2011年 03月 26日
新機軸、ワイヤーロック、、が発売になり先日入荷してきました。
このロックシリーズは、従来のワイヤーロックにシリコンゴムをコーティング
し、しなやかかつ、自転車のフレームに巻きつけたときにフレームの塗装面を
痛めにくい、、として話題を呼びました(売場担当の南部によりかつて秀岳荘
ブログに投稿されました)。

これだけでも凄いことなんですが、よくよく考えるとこの鍵の素晴らしさは
まだ伝え切れていないのです。というわけで今回は私が投稿します。
売場にてPOPを見ていただければいいのですが、このワイヤーロック、実は
ワイヤーと、強化繊維の複合構造となっています。それが何を意味するかと
いいますと、従来のワイヤーだけであれば、ボルトカッターでバキリとやれば
ワイヤーのほとんどすべての部分が切れてしまいます。
そこでKNOGは、中心に強化繊維を持ってきてそれを包むような形でワイヤーを
配置したのです。結果ボルトカッターによる外力にも、ワイヤーそのものが変形し、
中の繊維は刃物でなければ切れないので、ボルトカッターだけでは切るのが
非常に難しい、、構造になるのでした。構造上、同じ太さのワイヤーロックよりも
しなやかさが上回り、フレームに巻きつけたり、、ということもしやすくなっています。
いろんな意味で合理的、、かつ有用なアイデアですね。
このKNOGというブランド、自転車を愛するデザイナーたちが、そのニーズを
満たすものを独自のデザインセンスで開発、世に送り出してきました。ただ単に
斬新なデザイン、、というだけではここまで支持されることはなかったでしょう。
根底に自転車への愛を感じる商品構成には、好感を持ってしまうブランドですね。
かつて、レジェンドゲーリーフィッシャーのインタビューで読みましたが、
「仮に技術的に優れた自動車のデザイナー、、、、が自転車をデザインしても
それだけでいいものが出来るわけではない。根底に自転車という乗り物に
対しての理解がなければ、、つまりライダーがデザインしなければいいものは
できないんだ、、。」それを地で行くブランドですね。
私も1Wライトブーマーを使っておりますが、、あの光の広がりは素晴らしいです。
売場にてご確認ください。