秀岳荘自転車売り場だより shugakuso3.exblog.jp

秀岳荘白石店自転車売り場や自転車ツアー自転車遊びのご報告


by shugakuso3
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

籠とマ○チャリ

まずは皆さんに御礼いたします。何時の間にやらこの駄文垂れ流しブログも、訪問者数
が1万人を超えておりました。戦いのワンダーランド蔵前国技館のフルハウス
人数までもう少しです(笑)。いやはやこんな駄文にお付き合いいただいております
皆様、、心より御礼申し上げます。出来れば皆様の

生活の句読点(柳生博調)

たるべくますます駄文を垂れ流していこうかと思っております。そんな今回が
マ○チャリと海外のコミューターとの比較検討になろうというのは何かの因果
でしょうか、、。いつもにも増して私見の多い話になりますので、お心安く読み流して
いただけますと幸いです。

日本独特の自転車文化の象徴ともいえるマ○チャリ、と海外の生活自転車(以下
コミューターと表記します)の特徴を思いつくまま列記してみます。

ポジション
マ○チャリは背筋がピンと伸び、その分サドルの座面が広く、サドルは低く、、。コミューター
はロードほどではないにせよ軽く前傾しているケースが多く、サドルはきっちりと高く
足をしっかりと回して高速まで出せるようになっています。

つまりマ○チャリはどちらかというと速度が上がることを考えて居らず、低速で運用され、
しかも、とっさのときに倒れにくいような設計になっているといえるでしょう。それに対し
コミューターの場合は、人力をなるだけしっかり推進力へと変換するための設計
になっており、20kから30kほどの速度で巡航することも視野に入っています。

荷物の載せ方
マ○チャリはご存知のようにかなりしっかりとした籠が付いています。メーカーさんに
訊きましたが、一応は5k以上のものは載せちゃダメ、ということですが、それを上回る
能力があるであろうことは皆さんよくお分かりだと思います。これに対し、コミューターの
場合は、前ではなく後ろに載せる(サイドバッグなどを使って)仮に前に乗せるように
なっていても、本当に軽く小さなものしか乗せられないようになっているものがほとんど
です。
これは、前述の想定している速度域に関連するところだと思います。つまり想定している
速度域が低いマ○チャリでは、前に重量物を載せたところで、多少のふらつきはあるものの
大きな事故につながるとは考えにくく、ふらつく、、云々よりも荷物の出し入れのしやすさ
を優先した結果といえると思います。方やコミューターの場合は、想定している速度域が
20kから30kと高速で、ハンドリングに悪影響が出てしまえば大きな事故につながりやすい
ということで、影響の少ないサイドバッグに、、ということになると思います。
これは自転車の設計にも現れており、フロントフォークのキャスターのつけ方も、マ○チャリ
のほうがより直進性を重視したものになっており、コミューターのほうがより運動性能を
重視した設計になっている、、といえると思います。

この辺は、結局のところ、自転車がどこを走るのか、という事柄に帰結するようです。
自転車を車両というよりは歩行者の延長としか考えてこなかった日本の自転車文化は
自転車を歩道に押し込めてしまい、結果マ○チャリを産み、前籠にどかっと荷物を
つんで走る、ということになったのだと思います。歩道を走ればこそ、速度も出せず
とっさのときに倒れにくくする必要があったのでしょう。その上で、荷物の出し入れの
しやすさが好まれたということだと思います。

方やコミューターの場合、先日、ロンドン市中心部を自転車で走ってきましたが、あくまで
自転車は車両の一部で、自動車と同じ扱いをしてくるところでは前にでかい籠をつけ
(飛び出す危険性もありますね)時速30k前後で、車の中をすり抜けて走ろう、、
なんてのは自殺行為に思えてきます。

この辺は、文化の比較、というレベルになってきますのでどちらがいいか、、という
事はあまり問題ではありません。ユーザーさんがどう自転車と付き合うのか、という
所にかんがみて特性に合わせた車両を選べばよい、ということだと思います。ですが
ひとつ、確かなことは、コミューター、スポーツサイクル、として売られている車両には
マ○チャリ的な発想で前籠をつける、、というのはどちらかというと困難が付きまとう
事で、仮に出来たとしてもあまり効果の高いものにはなりにくいのではと考えます。

700×28cのクロスバイクに苦労して籠を取り付け、高速走行が難しくなり
歩道に上がって、歩道の段差にいらいらしたりスポークが折れたり、、となる
よりは、Rサイドバッグを上手に使って車の間をすいすい走ったほうがより
自転車生活を楽しめるのでは、、と考える次第です。

これが、自転車専用道路がどんどん整備されている地域に行くとまた考え方
が変わって、籠つきの車両が増えているように思えますので、自転車って奥が
深い乗り物なんですね。

いやはや、サイドバッグの紹介をしたいと思っておりましたらたいそうな事になってしまい
ました。ご気分害されましたらごめんなさい。しかし、こんな考え方、それに立脚した
自転車用品もあるのだ、とご理解いただければ幸いに存じます。

札幌もすっかり雪がなくなり、後は路面清掃を待つばかりです。自転車の季節が
来ましたよ!
by shugakuso3 | 2011-03-31 08:51