2011年 06月 20日
CM朝錬
ふざけたルックスからは信じられないような走行性能を誇ります。
いままでは街中での移動プラスの、折り畳んだ後での使い勝手を
試してきましたが、いよいよ走行そのものにどの程度のポテンシャルが
あるのかを検証していくことにしていきます。
そうなったときに、一発やったろか、、となるのが以前よりご案内している
芸術の森、支笏湖線、、から恵庭の分岐で恵庭方向にいざり川沿いに下り
恵庭から36号線に乗って札幌に帰る、というだいたい70kのルートです。
札幌在住のロード乗りであれば、だれでも走ったことのあるこのコース、、
恐らく、8インチで行ったなんてバカは私くらいではないかしら、、、。

と、こんな感じで行ってきました。ほかの交通の邪魔になるとまずい、、という
配慮から、早朝4時過ぎに出発、8時過ぎに帰宅でき、だいたい4時間前後で
一回り出来ました。
8インチで約70kを走ったわけですが、驚いたのがもっと時間がかかるか
と思ってましたのが4時間前後で走れたということでしょうか。このコース
ロードレーサーに乗って一番回せていたときですら3時間を一寸切るくらい
だったので、8インチ、運動不足の現在、、と考えれば素晴らしい成績です。

今回GPSをもって行きましたので、詳しいデータを得たわけですが、意外なのが
前回、長尺自転車で行った時とほぼ同じタイム。平均時速も、最高時速も
ほぼ同じだったんですねぇ。走り終わった後での体への負担は今回の方が
大きかったんだろうと思いますが、、それほど?という感じだったのが不思議ですね。
恵庭から36号線に合流した後、追い風だったのが今回は幸いしましたか、、、。
なんせ8インチですから高速の巡航が一番の苦手、、しかし今回はぐいぐい
押してくれて30kを超えるようなスピードで走ることが出来ました。
札幌に入ってからは、なんだか気分がハイになってきて、もっといったれ!
というくらいでしたねぇ。2段変速ですが、ローギアで大体18から20kで巡航が出来、
そのまま支笏湖線の坂もすべて上りきることが出来ました。不思議だったのが、
ロードで登っているときよりもギア比が高いはずで、スピードも遅いはずなんですが
なんとか登りきれる、、タイヤが小さいってのはこういう時にはメリットですね。
高速ギアにスイッチを入れれば下り坂で40kを超える速度も可能です(しかし
それ以上は恐ろしく出だせませんでした)。押し風であれば平地で30k巡航
も可能でしたからねぇ、、。ほんとに8インチ?
かつて6インチのKOMAに乗っていたことがありましたが、申し訳ないですが
明らかにこちらの方が速い、、そして軽いですねぇ。
何故それが可能なのか?ジオメトリの決定にはものすごい時間をかけた、、と
設計のジョージリンが言っているように、折り畳みであるか否かは抜きにして
とにかく自転車としての基本を煮詰めに煮詰めた、という事なんでしょうね。
特にポジションがしっかり出る、という点に関しては特筆すべきで、脚の運び
に関しては、レーサーとまったく同じ感覚で回せました。実はこのポジションが
しっかり出ていることが重要なのかしらと思います。ポジションがしっかり出れば
出力もするし、体力もまんべんなく出し切れる、ということなんだろうと思う次第
なのでした。
札幌ドームの前では、7段変速のマ○チャリの高校生とデッドヒートを演じ
なんとか振り切り(途中で曲がったのかな?)、実に気持ちのいい朝連の
フィナーレとなりました。
しかし、、やれば出来る、、というか完遂させてくれる素晴らしい車両である
事を再確認しましたね。