長尺輪行 実験編
2011年 08月 25日
分解梱包可能であることはお伝えしたと思います。
そうなれば実験してみたくなるのが私のまずい所で、やってまいりました。
フレームは、ダホンの、、というよりリッチーの名作ブレークアウェイ。レイノルズ
631パイプを使い、デモンタブルで、、という要素がなくてもじゅうぶんに
魅力的なフレームです。いろんなメーカーにフレームを供給しているダホンですが、
これだけは、供給を受けている、という珍しいものになりますね。

この状態にするまで大体10分ほどかかりました。まだ慣れていない、、ということ
もありますが、、。しかし納めどころが判ってくればもう少し早くできそうです。
スタンドで自転車が直立した状態が維持出来るというのは素晴らしくいいことが
改めて判りました。
そしてカバーをかけて、駅の中に進入していきます。サドルをもって、荷台の後ろ側を
抑えていけば、後輪一輪を使ってバランスを取りながら前進可能で、方向転換も
その場で360度全方位可能、と一般の車両を分解梱包して「担ぐ」よりもはるかに
楽チンに移動できるじゃないか、、、と思ったりしましたね。
ただし、幅がかなり広くなりますので自動改札機は通れませんでした。駅員さんに
切符を切ってもらいましたが、なんのおとがめもなし、いい感じです。
最初は入場して駅構内をうろつきそのまま出てくるつもりでしたが、料金が
変わりませんでしたので、苗穂まで実際に電車に乗ることに。

車いすスペースがありましたのでそこに鎮座させました。最後尾の壁際に乗せるというのが
定番ですが、入口の近くでしたので、甘えさせてもらいました。ここでも、どでかスタンド
のおかげで実に安定して立ってました。自転車をたたんだり梱包して電車に乗せる
というときには、結構まっすぐ立ってない(発進停車の揺れで倒れてしまう)というのが
いらいらしますので、スタンドで立っているというのはすごいことねぇ、、と感心したところです。
一駅進んで苗穂駅で下車。この駅には、エスカレーターとかエレベーターとかの近代設備
がありませんので、どこまで行けるか確認する意味でも、ここで下車。

ご覧の階段を担ぎあげます。昨年痛めた膝が大丈夫かいな?というような妙な体勢で
なんとか担ぎあげ、階段を下り、改札を抜けて組み立てました。いやはや大変でしたので、
旅程が出た時点で階段しかないのか否か、、は確認した方がよさそうですね、、というか
こんなので輪行する人が日本にどのくらいいるか、、というのが問題ですが(笑)。
組み立ての方も、スタンドで自転車が直立してくれるおかげで、実にスムーズ。
この辺は、いわゆるデモンタブルの自転車を組み立てるよりもやりやすいんでは
ないかいな、、と思ってしまいます。
いつか実戦投入、、(例えば折り畳み自転車ツアーなど)してみたい、、と考えますが
いつのことになりますか、、、。でも、こんなこともできる、と判っただけで
収穫の多い出来事でした。私見ですが、前後輪をはずしてパッキングして、、
という輪行は個人的には避けたくなりましたね。今後もこの手の輪行を
追求してみたいものですね。
ご不明はお尋ねください。現在未使用のデモンタブルをお持ちの方!
是非お試しください(笑)。