CMの極私的使用法
2011年 09月 29日
使ってみるまでは思いもよらなかった活用法が、、と思わせぶりな記述を致しました。
今回はそれを詳述してみたいと思います。
まず、折りたたんだCMを皆さんどのようにお持ち運びになるでしょうか?

メーカーが想定した運び方は、写真のように傾けて、サドルを引っ張るようにして
写真右側の方に引っ張っていく、、もしくはバッグに入れて担ぐ、、ということを
考えるでしょう。
担ぐ、というのは私はやったことがありませんが、転がすときは上記のようにまずは
やってみておりました。しかし、折角の畳んだ際の床面積の小ささを誇るCMなのに
傾けて引っ張っては、その分だけ場所をとってしまうわけです。また、自転車が傾いた
分だけ腕にかかる重量も出てくるわけで、、長い距離を引っ張る際は、ラクチンとは言えず、
ブロンプトン(キャスターキャリア付)を押して歩くよりもきつかったわけです。
そこで、、

写真のように畳んで直立させたまま、サドルを持って前に(写真左側へ)押してみたわけです。
実際は、後輪を使って転がっていくわけですが、左右に伸びたキャスターが、
カヌーでいうところのアウトリガーのような役割を果たし、結構な安定感で
進んでいくではないですか!CMの売りである占有面積の少なさ、をそのままにして
移動が可能で、傾けて移動するよりも腕にかかる負担は少ないのです。バランスを
崩すことがないわけではありませんが、私の場合はほとんど気にならないレベルでした。
この移動方式が面白かったのは、進む際に、後輪が空転する際のラチェット音、
がチャリチャリチャリチャリとするわけなんですが、この音のおかげで、何かが近づいてくる、、
ことを他の人が認識してくれるのです。例えば畳んで建物の中に入っていく、、などの際
には積極的によけてくれて、狭い通路などでは非常に助かりました。例えは、BRや
BDのキャリアキャスター方式では音がしないので、気が付いてくれない場合が多いん
ですよねぇ。
また、エスカレーターに乗った際も、占有面積の少なさから階段のステップから
はみ出ることがなく、降り口の段差も、小さいとは言え8インチのタイヤですから
難なく乗り越えることが出来、実にスムーズにエスカレーターから降りることが出来ました。
この辺は、BRとかBDで同じことをやったことがある人は、コレが如何に画期的な
ことなのか、ご理解いただけるはずです。
階段などでは、自転車を脇に抱えるようにして持ってあげれば、場所をとることもなく、
安定して歩けました(実際軽いですからね)。

とまぁ、折りたたんで使う分には、極めて使い勝手のいい車両であることが
判ってきまして、コレをバッグに入れて担いで歩くなんてもったいない!と
こぶしを握ってしまったわけなんですね。
コレだけのチャームポイントがあり、走りそのものは人間が頑張れば
旭川までいけます(笑)。実際、初めて高機動型の折り畳み車が欲しい、、
という方にはわかりやすい走行性能を兼ね備えたBRとかBDの方がよろしいか
とも思うのですが、ある程度走行性能は割り切ってもいい,という方、既に
その手の車両は経験済み、、という方には強い味方になってくれるのでは?
と真面目に思うんですね。
世界レベルで、ユーザーミーティングが行われている、、という理由がわかった
ような気がする秋の空なのでした。
ご不明はお尋ね下さい。