シマノ展示会
2011年 09月 30日
がどこにあるのか、見極める時期です。そんな展示会の中でも最重要
といえるであろう、自転車業界の巨人、シマノの展示会に伺ってきました。
と言いながらも、すでに最新のモデルに関しては試乗車がプロショップ
の店頭に並んでいたりと、ひところよりも展開が速くて、、、。業界的には
やはりアルテグラの電動モデル、XT、デオーレの10速化が話題ですね。
当店如きでは、そんな最新トレンドはあまり必要性がなく、新型になった
ティアグラとか、7段シフトのカセットフリーモデルの新型とか、面白い
所では、シクロクロス用の新型カンチブレーキなんかが気になりましたね。
いろんな新型が展示してありましたが、個人的には最も興味を引いたのが
歴代デュラエース。特にAXは懐かしかったなぁ。

この展示車は、おそらく当時使われていてものがそのままなんでしょうねぇ。ハンドル回りの
セロテープが時代を感じます。当時ローティーンの私にとっては高根の花(今もですが)。
メカニカルな外観が
未来(21世紀)
を感じさせてくれたものです。そして、もう一台面白かったのが、これ

自転車レースの戦術をすら変えた、と言われるデュアルコントローラーを初めて
搭載したモデルですね。よくよく見ていくと、シートピラーの部分が上に伸びて
おり、今はやりのインテグラルシートポストの様になっています。
所謂クランプ部分がフレームになく、ピラーの方に斜め臼でピラーを固定する
仕組みが内蔵されているそうです。
どういう効果を求めてこういったフレームが作られたかは判然としませんが、
ISPのアイデア自体は結構前からあった、ということなんですねぇ。勉強に
なりました。
新しい!と思われているフレームの造形は、実は過去にも取り組まれた事が
あった物の技術的な問題で消えていった、、というのがいくつかあったりします
からねぇ。いわゆるベントシートステーは、ヘチンズのカーリーバックなんかが
その元祖でしょうし、ピナレロのONDAフォークは1950年代にすでに試みられて
いるそうです。
こういった新旧織り交ぜた展示は今後もやってもらいたいですね。
しかし、、、ここだけの話、MTBの前側変速機に直付けタイプ、、というのが
出ていたのに初めて気がつきました、、、。数年前からだよ、、、とメーカー
さんに教えてもらい、、、いやはやだめですねぇ。
それと、もう一つ、、、その筋では有名な、シマノセールスの
T中さん
に初めてご挨拶。噂通りの方でした。
また来年来れるように頑張ろう!