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逆説の小径車、、2

逆説シリーズ第2弾。これは実際お客さんに言われて気が付いたことを
投稿してみたいと思います。

どこの世界にも凄い人はいるもので、かのイギリスの名車「ビッカートン」を
持ってらっしゃると言う方とお話したときのことです。ビッカートンは、、WEBで
調べていただくのが一番ですが、かのブロンプトンはビッカートンを参考にした
と言われているほどエポックメーキングな折り畳みだったようです。

飛行機の技術者が設計したと言うその車両は、アルミなどの軽量部品を
使い、、しかも重量の増加を嫌い、溶接でなくすべてがボルト留め、、、
しかしその為に剛性感、が出しにくく、そこを航空機と同じような
柔構造とする事で全体的な剛性バランスを出した、、と言うことでした。

ということは、現在の自転車に比べれば、かなり、グニョグニョする乗り心地
で、慣れないと真っ直ぐ走ることも難しい、、んだそうです。

そのお客さんのご好意で、駐車場でビッカートンに乗せてもらったときの、その
お客さんのコメントが、、

やっぱり自転車に乗るのがうまいですね、、、

でした。え?だって、その辺くるっと回っただけですよ?と驚く私にその方は以下のように
お話になりました。
前述のごとく、ビッカートンは良くも悪くもグニョグニョですので、ハンドルを操作しようという
意識が強いほど真っ直ぐ走るのが難しくなるそうです。理想的には、後輪への加重を意識
して、体重移動で曲がっていく、、乗り物と言うことでした。それが、いきなり出来た私は
上手なんですよ、、、と仰っていただけたわけです。

ま、私が上手か否かは置いといて、自転車は、実は後輪加重で、体重移動を上手に
する事で曲がっていくのが理想的なのは間違いないようですね。この辺は、競輪の世界
でもしっかり教えるそうで、何度か紹介している漫画によれば、調子が悪く乗れていない
時には一寸ハンドルが引っかかったくらいで落車する、、旨の記述がありました。
後輪にしっかり重心が残り乗れているときは、多少ハンドルを取られても立ち直れる
と言うことでした。

ひょっとすると16インチどころか8インチみたいな変態自転車にばっかり乗っている
内に、後輪加重の理想的なコーナリングを身につけてしまったのかもしれませんね?

ご不明はお尋ね下さい。
by shugakuso3 | 2011-10-16 08:05 | この一台!

『自転車旅』好きなスタッフの遊び記録やお得情報


by shugakuso3
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