折り畳み自転車限定!羊蹄山3/4周ツアー2011 後編
2011年 10月 20日
私たちが、便宜上”壁”と呼んでいる一直線に上る急坂です。ここ
は”サイクリングツアー”と見た場合一つのハイライトと言える部分
ですね。各ライダーごとに色々なドラマがあったことと思います。
中でも特筆すべきは、前述のS2Lの女性ライダーが、立ちこぎで
集団から抜け出し、脱兎のごとく駆け上がったときでしょうか。
後ろから見ておりましてもかっちょ良かったなぁ。一般的には
こんな坂はロードで来なきゃ、、、なんでしょうが、小径折り畳み
車でも、ライダーさえしっかりしていればチャーンと走れるんです。
上り終わった後の皆さんの嬉しそうなお疲れ顔が印象的でした。
ツアーは、特段のトラブルもなく順調に昼食地点の、倶知安町旭丘キャンプ
場に到着。本日のメインイベント”北海道BBQカレッジ様ご提供、BBQランチ”
を頂きます。毎度の事ながら、忙しいスケジュールを縫って私達如きに
お付き合い頂き、感謝の言葉もありません。またそのお料理も、”筆舌
に尽くしがたい”もので、、これまた感謝の言葉もありません。
どうですか!こんな、ド迫力BBQランチが待っていてくれれば
頑張って走る気になろうと言う物です。一般的なレストランの
2人前に近いボリュームですが、ほぼ全員が完食。そりゃそう
だろうなぁ、、と納得してしまうお料理でした。ご馳走様でした。
ほぼ1時間半ほどゆったりとした時間を味わい、15時15分の
電車に乗るべく14時55分にキャンプ場を後にしました。15時
5分に駅前に到着、さくさく折り畳み、さくさく車内に入り、一旦
外に出て、SLニセコ号を拝み、この写真を撮ったのが発車の
2分ほど前でした。この辺の変わり身の速さは、折り畳み車
ツアーと見た場合のハイライトですね。一般的な輪行では、まだ
ホイルをバンドでフレームに結び付けている頃ではないかしら。
行きと帰りでは人数が違っていますが、一応ここで解散という
ことにしました所、HECCの別働部隊は、走り足りない、という
事で、ニセコまで足を伸ばし、完全に一筆書きにして、後続
のSLニセコ号に乗って帰ろう、、と昼食時に話が決まった
そうです。(詳しくはここっす。)そんな感じで様々な事態に柔軟に対応できると言う
懐の深さもまた折り畳みのツアーとしてみた際の白眉とも言える
部分ですねぇ。勉強になりました。
総括
折り畳みツアーも何回かやっておりますが、決して慣れる事はありませんねぇ。実は今回、折りたたんで自転車を入れるカバー(もしくは袋)を持ってこなかった、、と言う方がいらっしゃいました。今までで初の体験となるこのトラブル、どう乗りきったかといいますと、雨具を自転車にかぶせてそのまま電車に載せました。急場しのぎの出来事でしたが、よくよく考えると、BRとかそれに近いくらい小さくなる折り畳みであれば、一寸大きめの雨具をかぶせてしまうと言うのも、ありなんですよねぇ、、。この辺は一般車両の輪行ではまず考えられない所で、うまくやれば、荷物をひとつ減らせる可能性に気が付きました。この路線でしばらく試してみよーっと(本当は、ヨーロッパのようにカバーかけろとか言われなくなるのが一番なんですけどねぇ)。こういった感じで、色々な方々とご一緒しますと慣れているはずの私も教えられる(気付かされる)事が多く、何時まで経っても飽きることはありません。折り畳みの自転車は、それこそ楽しみ方が十人十色。今回も実に様々な取り組みの方々が集い、様々な感想、発見があったと思います。売場としましては、この経験が、折り畳み車の可能性をフルに引き出し、今まで考えもしなかったことを自転車を使ってやってみよう、、とお考え頂くよすがになってくれれば、、と祈念する次第です。そうなるためには、まずそれが愉しい物でなければ!そうなるためにも、折り畳み自転車のある生活、、、をコツコツ耕して行きたい物です。ご参加いただきました皆様、HBBQC様、HECC別働部隊の皆さん有難う御座いました。またご一緒しましょう!!