50mmとFIX
2012年 01月 18日
その後、、なんだか自分の中で引っかかることがあり、なるだけ低予算でこういった写真の
楽しみ方ができんもんかちょっと考えてみました。しかし、、調べてみれば、、
単焦点のレンズはない(もしくはあったとしても高い!)
ことがわかってきました。そうなりゃ、自分の持っておりますコンパクトはマニュアル撮影
もできるようになっていますのでそれで焦点を固定してやってみるか、、と思いきや
どのくらいが標準なのか表示がないので今ひとつわからず、盛り上がってこないんですね。
そこで半ばあきらめていたところ、、、そういえば
Aiニッコール28mm F2,8を持っていた!
事を思い出しました。これをデジタル一眼レフに使えば42mm。ほぼ標準レンズ
といえる画角が確保されるじゃないか!という事に気が付きました。ちょっと待て!
そんな古典的なレンズが最新デジタル一眼につくわけないだろう、、と思われた方、、
実はつくんですねぇ、、さすがニコン!あー、、ニコマートを持っていてよかったよかった(笑)。
というわけで、D40というどちらかというとお母さん向けのボディを購入し(デジタル
の宿命とはいえ中古品の値段の下がり具合にはびっくりです)、さっそく28mm
をつけてみました。
電塾での作例のように、絞解放であればボケもするし、絞り込んでしまえば
パンフォーカスでも使えそうですね。何より私が気に入ったのが、
焦点合わせはおろか露出もすべて自分でやらなきゃいけない、、おまけに露出計すら
動かない、、
という事実。ピントはもちろんですが、感度設定、シャッター速度をしっかりと意識しつつ
いちいち撮った後にモニターで写り具合を確認しながらとらなければならないわけです。
確かに面倒とは言えますが、写真という表現手法を体で覚えるには実はこれが一番
なのでは?と思いました。それこそ、半世紀以上前のカメラでは露出計を内蔵していない
物なんてのはざらにあったわけで、、。そういう状況では、それこそ膨大な時間とフィルム
と現像の手間をかけて、写真を覚える必要があったはずです。結果としてほんの一握り
の人しか楽しめない趣味、だったわけなんでしょうね。
現在はデジタルのおかげで、きわめてアナログな取り組みを低コストで実現できます。
思えば私が初めて使った一眼レフ(NIKKOREX F)にも露出計なんかついていませんでした。
と、、ここまで写真の話が続きましたが、、私が何を言わんとしているのか賢明な
読者はもうお分かりでしょう。そう、、そういったきわめてアナログかつ非合理的な
取り組みはFIX自転車に通じるものがあるのでは?と思ったりするわけなんですね。
私はFIXに一年中乗ることにより実に多くのことを学びました。同じように
フルアナログデジタル一眼レフ(笑)からも、いろいろ学んでいこう、、と考えているのです。
いやはや、、私見のオンパレードでしたね。ご意見たがえます、、という方いつも以上に
多いと思います、笑って読み流してくださいね。