スパイク長尺冬景色 番外編2
2012年 01月 30日
うろこ付のハーフエッジ板に、X-Traceビンディングの組み合わせです。これがいかにマニアックな物かわかる人は相当スキー遊びに精通なさってるなぁ、、と思いますね。そんなもんでパウダーが滑れるのか?滑れるんです。ただし、、21世紀基準の道具を使ってしまうと、しょぼくて仕方がないぜ、、という斜面になりますが、、。
実はこの辺の道具の幅の広さが、個人的にはテレマークスキーの魅力だと考えています。滑りを追求したアルペンの道具ではおそらくゲレンデ、それに即した斜面でなければほぼ機能しない。しかし、、歩く、という機能を持たねばならないテレマークでは良くも悪くも、中途半端な道具が存在します。もちろん、ビッグマウンテン用の道具を使えばものすごいところも行けてしまう、、それはアルペンと変わりません。しかしテレマークには、クロカンに毛の生えたようなしょぼいものもあるのです。
おそらく私が通っているようなところは、多くのスキーヤーにして見れば、しょぼくて仕方がない、、斜面だと思います。その時に斜面に合わせて道具をしょぼくして、全体と見た場合のむずかしさは変わらない、、様にできるわけです。この実に内向き(笑)な楽しみ方が追求できる、、のがテレマークの最大の魅力(あくまで私にとって、、ですよ)なのでした。
これって、、常々私が追求している、50mmレンズフルマニュアル撮影そしてFIX自転車、、に通じてくる感じですねぇ。いかに自分が変な価値観のもとに動いているかよくわかるお話でした。
つひに私も道具の新調に合わせテレマークブーツを使わない、、、ターンに挑むことになります。どれくらい雪だるまになれば、、何かを掴めるのでしょうねぇ、、、楽しみです。ちなみに、Xtraceビンディングはクロスカントリー用の道具として設計されており、あまり斜面などでの使用を想定していないそうです。金具をこじるような乗り方が続けば破損することもかなりの確率であり得るそうです。そのあたりは乗り手の責任という事になってきますので、予めお含み置きください。
ご不明はお尋ねくださいませ。