2012年 03月 18日
泥道とFIX
以前に私のバッドニュースアレン号は、こういった路面状況に向けたセッティングになっている旨投稿しましたが、も少し詳しく述べたいと思います。もっとも、重視しているのは駆動系です。FIXに乗るようになって4シーズン目、ストリート自転車にFIXというのがいかに合理的なものなのかだんだん理解できるようになってきました。そのココロは、、、
メンテナンスが楽!
という事につきますかね。あれだけの泥だったり砂だったりがぶちまけられている車道の脇、、を走る、、ところどころには大きな水たまりがあったりするわけです。そんな中を変速機付の自転車で走れば、様々なところに水とか砂とかいろんなもんが噛みこんでいきますね。特に変速機とか多段カセットなどは悲しいくらいではないでしょうか(最近は歯と歯の間が狭くなってますから掃除も大変です)。几帳面な人ならば、汚れたら洗えばいいのだ、、となると思いますが私のようなグータラな人間はちょっと、、。ましてや、それが毎日のこと、、となれば、汚れたら洗う、、というよりも汚れそのものに強い、、車両を選ぶのも合理的ではなかろうかと思うわけですね。こういう事を書きますと眉をひそめる方もいらっしゃると思いますが、さすがに雪の中でもFIXに乗っていますとだんだん、逆踏みでの減速に慣れてきます。泥水の中を走っていてリムブレーキをかけると、ブレーキシューは削れるはリム面は痛むは、、、ですが、それが少なくなっているなぁ、、という実感があるのもまた事実です(ハンドブレーキは絶対つけなきゃだめですよ)。
そういった理由で、NYとかのメッセンジャーたちがFIXを好んで使っている、、、などというのはよく理解できるわけです。この時期の札幌の特殊事情とすれば、あの泥水たまり、、、に対応するためにしっかりしたフルフェンダーが付き、必ずしもクリアでない路面状況のために太いタイヤが入るクリアランスがある、、ことが重要です。そういった意味で、70×48cのスリック、、これにSKSのフルフェンダーを無理やりにでもぶち込めるクロスチェックの設計には心から感謝しています。
昨年秋の交通取り締まりのおかげで、FIXが激減し、それに特化したお店もいつの間にかなくなってしまったように感じます。単なる流行で乗っていた人がいなくなるというのはいつもの事です。そして、これからはFIXを街乗りなどで使う事の真の有効性をいかにユーザーさんにお伝えするかが重要なんだろう、、と痛感いたしますね。
先日、、アップルストアに用があり、お店の前の電燈に立てかけたのですが、、、。ぽつねんと立つ薄汚れた我が愛車はそれなりにアーティスティックに見えたのは私だけでしょうか?
いやはや私見ばかりでごめんなさい。いつもの通りご意見たがえます、、という方笑って読み流してくださいね。