偉いぞ!ドマーネ
2012年 05月 12日
実に画期的なレーサーなんだなぁ、、、と感心しながら読みましたが、私が一番感心したのは、シートマストの構造でも、フロントフォークでも、大径化したダウンチューブでもありません、、、。それは、、
フルフェンダー対応
のフレームである、という事です。ゲーリーフィッシャーブランドでやっていた取り組みにひたすら感心しておりましたが、そのDNAがこんなところに生きていたとは!!クラッシックレースを想定して作られた車両という事でしたが、”12世紀から続く石畳ロード”のレースで雨が降ればものすごい泥跳ねがライダーの体力を奪い、集中力も削っていくでしょう。誰かが、この車両で雨のクラッシックレースを制してしまえば、フルフェンダーがつけられるロードレーサーというのが定番になるかもしれませんね。それこそ舗装道路が当たり前になる以前はフルフェンダー付のレーサーもいたらしいので誰かやらないかなぁ、、。
実際、フルフェンダーをつけてレースに挑む人はいないと思いますが、いざとなったらフルフェンダーが付く、というのは素晴らしい事だと思うわけです。天候が読めないサイクリング、、雪解けの季節で、天気はいいのに路面はべちょべちょ、、などの際に強い味方になってくれるのでは、、、。市井のサイクリストにはとても嬉しい(私だけ?)装備を最新のカーボンレーサーにつけてくれたトレックの取り組みに感心しました。
設計意図とは違うと思いますが、21世紀版のスポルティーフ、、と言えませんかねぇ?
ようやくロードで走って気持ちいのいい気候になりましたね。思いっきり楽しみたいものです。