歩道走行の罠
2012年 05月 13日
ルートはまず国道沿いに、1kほど進み途中で右折500mほど行く、、という簡単なルートで、2人で一緒に走り出しました。私は車道を走っていたのですが(25k/h位)、こともあろうに後輩君は、歩道を私に追いつくほどの速度で走っていたのです。
前述の書籍によれば、自転車が歩道を走っていいのはやむを得ない状況がある場合で、あくまで「徐行」しなければなりません。ではその徐行、というのは時速何キロなんでしょうか?疋田さんが警視庁に問い合わせたところ時速8kほどが目安、、という答えだったそうです。
上記の事から、、後輩君は次の点が問題でしょう。「歩道を走らなければならないやむを得ない事情があったか?」私が車道を走っていたことから、やむを得ない、、とは見てくれないでしょう。「徐行していたか?」とても時速8kのレベルではありませんでした、、。
とまぁ、道路交通法上以上のような問題点を抱えて走っている人間が、、私に向かって、
有森さんはいつか車に轢かれますよ、、、
と心配そうに声をかけてくるのです。この一点だけでも、如何に日本の道路行政がおかしなことになっているかわかるというもの。と言う訳で、しばらく後輩君に説教を垂れました。彼の走りが上記のような問題点を抱えていること、そして一番怖いのが、
歩道上での自転車と歩行者の事故は、100%自転車が悪いという判例が出ている
という事なんですねぇ。
お前、、一歩、間違うと人生棒に振るぞ、、
と話しましたが、理解してくれたかしら、、、。
法律と、現行の道路社会のかい離がこれだけ無茶苦茶なことになっている、、いわゆる先進国では日本に太刀打ちできる国はないんじゃないかしら?そんな無茶苦茶な状態なのに何とか国が回っているなんて、、、日本人ってすごい国民なんだなぁ、、と改めて感心しました。
相変わらず私見の多い投稿でした。ご意見たがえます、、という方お心安く読み流してくださいね。