フリクションレバー 再考
2012年 08月 02日
いつか気が向くときにでも使ってみて、、
という事で頂いておりました。それを、先日ご紹介しました、MTBベースのコミューターにつけて見たわけですね。変速はサンツアーのおそらくVX、をサムシフターとして活用、フロント変速機は同じくサイクロン、R変速機は同じくサイクロンMk2という内容です。
そしてこれに、あまりもののパーツという事で持っていた8段のカセットをつけ24段変速にしていたわけですね。そういった感じでいよいよ試運転、、と考えていたところに、社員の一人が要らなくなった、、という事で9段変速のカセットをくれました。
そうなった際に、「お、、あれにはいるじゃないか」という気楽さで24段から27段に簡単に仕様変更が出来るわけなんですねぇ。カセットとチェーンを変えてあげれば、30段変速だって簡単ですぜ!変速レバーにインデックスがない、、という事がこんなに素晴らしいとは!
実際変速してみましたところ、何度かやって感覚を覚えてしまえば困ることもありません(競技レベルではその一瞬が命取りですから難しいのでしょうけども、、)。かつては、サンツアーのBLでこんなことやってたよなぁ、、、。実はコミューターのような使い方の幅を持たせられるような乗り物であればかえってこういったアナログな仕組みの方がいいのかもしれませんね。なんか触るたびにキチキチ変わるわけではありませんが、きちんと入った時の喜びはひとしお(笑)なんです。冷静に考えれば、電動シフターでもなければ微妙なさじ加減というのは大なり小なり入用なわけで、、これでもいいよなぁ、、と思ってしまいました。
ラジオのチューニングダイヤルを微妙に回していいところを探していた
感覚ですね。どだい自転車というのはきわめてアナログな乗り物なのに、何とかしてデジタルのようにきちきちと割り切るような使い方をしたい、として進歩してきたと思います。もちろんそれは需要があったからそうなったわけですが、そのお蔭でアナログの頃にはなかったような問題が出ているよなぁ、、とお感じになってらっしゃるメカニックも少なからずいらっしゃるのでは?
自転車のアナログ感覚、、というのを再評価してもいいのでは、、、?
と思った出来事でした。