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秀岳荘白石店自転車売り場や自転車ツアー自転車遊びのご報告


by shugakuso3
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ORI畳み出張!! 09’

折り畳み自転車の可能性をあくまで追求したい自転車売場、、そんな売場担当者の運用レポート09’も恐らく最後です。今回は、折り畳み車でなければ出来ないであろう自転車の運用として、飛行機輪行を併せた出張旅行を描きます。当店のお客様でも実にたくさんの方が飛行機輪行をお楽しみです。担当者としても負けてはいられません!旅の舞台は、東京目的はサイクルモードインターナショナルTOKYOです。さてどうなりましたか、、、。

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今回の相棒はORIBIKE''天空勇者号''です。よく言われるブロンプトンとBD-1の中間的な性格、、が様々なシチュエーションで活きました。後発モデルだけに実によく研究されており、オールマイティな1台、といえると思いますよ。BR,BD-1を脅かすだけのポテンシャルは十分ある、と考えています。写真は、出発前の千歳空港。各駅停車で、札幌から、、勿論キャスター移動で自転車を担ぎ上げる必要はありません。折り畳んだ際のチェーンの処理は芸術的ですらあり、外れたことはありません。従価料金保険をかけて貨物室に預けます。さぁ、今回はどんな旅になるかな!
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かつてお世話になった営業さんが始めた、GIANT STORE 国立にお祝いをかねて御挨拶に行ってきました。羽田から、川崎経由で国立まで。途中で電車を降りてサイクリング気分で自走しようか、、と考えていたのですが、結構な雨で、最寄の駅まで電車でした。キャスターで移動している分には、私はストレスフリーでしたね。多摩地区にお住まいの皆様、、GIANT国立をよろしく!!
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国立より電車で首都圏を真っ二つに幕張まで移動。雨の中幕張メッセ近辺まで激走し、やってきましたサイクルモード。一際目立つサンタさんが居りました。やっぱりショーはこうでなくっちゃ(笑)。余談ながら、オリバイクには純正のしっかりした泥除けが付いていますので、雨の中でも泥跳ねが少なく、走りに集中できます。この辺りは流石にイギリス生まれの自転車といえるところでしょうね。様々な自転車がありました、札幌にはなかなかいないような珍しい自転車ばかりで仕事なんですがとても楽しめました。
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この写真だけで、車体が何かパッとわかる人は相当の小径車フリークでしょうね。2010モデルの中で多くの注目を集めるタイレル、の折り畳み車です。開いた所はまさにタイレルで、パッと見では折り畳みには見えないでしょうねぇ。最速の20インチ折り畳み車、、といってもいいかも、、。量産型のロールアウトが待ち遠しいです。重量は9kを切るレベルだそうで、それもすごいことです。
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個人的には一番興味を引いた5Links(ファイブリンクス)です。普通の折り畳み車と違うのは、畳んで持ち上げて運ぶ、という事を考えておらず、キャスター移動を如何にしやすくするか、という観点で車両が出来ているところでしょう。オプションのリアキャリアをつければ、50Lもなろうという荷物を載せて走行も出来ればそのまま折り畳み、重い荷物を運ぶキャリーカートの様にも活用可能でした。折り畳み自転車の一つの理想型ともいえます。特に今回は持ち帰ったカタログがとても重く、これを畳んだ自転車に載せて、転がしながら移動出来れば、、と思いましたから、、、。
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写真ではなかなか判りにくいですが、BD-1チタンモデルです。根強いファンが多いパイプフレームモデルを、チタンパイプで復刻するとか、、。BD-1が世にでてやがて15年、これだけ長期間折り畳み車を牽引してきたBDには販売側としても頭が下がります。相当量のBDが日本を走ってますが、それを如何に生活の中で活かすのか、、という自転車文化を創造したい!とメーカーさんは意気込んでました。我々としましても何かお手伝い出来れば、、と思います。頑張らねば!
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これも何がすごいのかパッとわかる人は相当の折り畳み車フリークですね。日本を代表する小径ショップの一つサイクルハウスしぶやさんのオリジナルBD用のスイングアームで、ディスクブレーキに出来る様になっています。そしてこの肉抜き加工を見てください!いやはや凄い、流石しぶやさん。一応ショーのためのプロトモデル、ということでしたが、量産しちゃうんだろうなぁ、、と思わされる出来の良さです。小径折り畳み車ライフを充実させるオリジナル小物をたくさん出品なさってました。ほんとに勉強になります。有難うございました。
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21時前までたっぷりとショウを見回し、あっちで発見、こっちで御挨拶をさせて頂き、関係各所の方々有難うございました。会場を後にして夕食を買い込み近くのホテルにようやく落ち着きます。ORIなどのキャスター自転車なら、何の心配もなくこういった感じで部屋において置けますので、防犯の観点からもオススメです。今日は雨の中よく走ってくれました。今朝は5時起きでしたので、、、、いやはや心地よい疲れと共にお休みなさい、です。
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翌日は、朝から再びサイクルモードにいきましてお昼くらいまで見落としが無いか、チェックしました。昨日あれだけ見たつもりでしたが更なる発見があり、まだまだ甘いです。その後ショウの会場を後にし、海浜幕張駅から、京葉線にて、八丁堀界隈に移動します。さてもう一つのメインイベント、東京自転車散歩!です。この辺りは、いわゆる銀座界隈なんでしょうけど、とても所帯じみた印象の街で、東京の奥深さを痛感しました。道が狭く入り組んでおりますので、自転車での移動が楽しくて仕方が無かったですね。休日だったこともあり、颯爽とロードで駆け抜ける人もたくさんいました。晴海トリトン、という商業施設で遅い昼食。こんな感じで席の横に自転車をおいて食事をいただきます。盗難防止、という観点からも素晴しいことです。途中勝鬨橋に寄りました。昭和29年この橋はゴジラ襲撃の際に壊されてしまった、、というフィクションを知っている人も少なくなったんでしょうねぇ。歌舞伎座の前は黒山の人だかりでした。もうすぐ取り壊しになる、、との事でいい記念になりました。この写真を撮った後、裏に回ってみましたが、意外や意外、とても大きな建物なんですね。これも自転車のフットワークがあったればこそ、の発見です。最終的には、東銀座駅より地下鉄浅草線に乗りそのまま京浜急行乗り入れで羽田空港まで乗り換えなし、で到着しました。地下鉄浅草線は、侮れません。カタログなどの荷物が12kgにもなろうと言う所でしたので、自転車を持ちあげることなく転がせる、というのはとても素晴しいことでした。

総括

こういった感じの自転車を持っていく東京出張というのは、10回以上やっておりますが、毎度毎度たくさんの発見をさせてくれますね。キーワードは、あるお客さんの名言ですが’’連れて歩ける自転車’’ということになるでしょう。旅先では旅用の荷物というのがあります。それとは別に10k以上にもなる自転車(整備道具など含んで)を’’持ち歩く’’のは、体力に相当の余裕がなければ出来ないでしょう。特に今回は雨にたたられましたので、目的地のすぐそばまで交通機関で移動しましたが、コンパクト、かつ’’連れて歩ける’’自転車であることがどれほど幸いだったか、、。自転車があるだけで交通機関に縛られることも少なくなるでしょう。自転車を連れて歩くだけで、これほど旅の自由度が拡がるなんて、、。個人の感想としましては、私は自転車を連れて歩かない旅、、というのは考えられなくなっているのです。自転車を連れて歩くことによる煩雑さ、というのも確かにあるとは思いますが、それを遥かに上回る''自由''がこの旅には充満しているのです!!一人でも多くの方がチャレンジなさらんことを切に祈り、この稿を終わります。
# by shugakuso3 | 2009-12-19 16:36
メーカーによれば、発売以来大好評のクロスチェック。当店にありましても老若男女を問わずいろんな方に愛されています。その理由のひとつが、’’なんでも出来る’’様々なバイクスタイルを選びうる’’ということ、とされています。このたび、売場担当者が私物としてクロスチェックに向き合うことになり、私なりのクロスチェックを作ってみました。そこで私は、次のことを重視しました。
1)雨の日のロード練習にも使えるよう、フルフェンダーが使え、700×23、もしくは25のタイヤが使えて、18段変速。
2)軽めのダート、オフロードなどにも入っていけること。
3)FIXの乗り味が気に入ってしまっているので、FIX自転車としても使え、通勤の脚にもなること
4)以上の要素を、なるだけ簡単な作業で両立できる車両であること
このような事柄を担当者なりに一台にこめました。あまり一般的になされることではないため、眉をひそめる方もいらっしゃるとは思いますが、クロスチェックはこんなことも出来る、まさに’’個々の自由を駆り立てる’’一台なのは確かだ、と思うのです。目指したところは、レッドショルダーターボカスタム(笑)!さてどうなりましたか、、、。


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愛車、クロスチェック52cm’バッドニュースアレン号’です。通勤などの日常的に使う際の基本仕様です。SKSのフルフェンダーは雨、霙交じりの雪の際に泥跳ねを押さえてくれ、シュワルベのマラソンXRは、貫通パンクを殆ど0に抑えます。サーリーのFIXハブとディングルコグを使って、46×17でFIX走行しています。通勤マシンですので、Rキャリアを付け、職場にはサイドバッグをつけて通ってます。雨の日でも基本は乗りますのでSEのプラスチックサドルです。
FIXに乗るようになってから2台目ですが、、、いやはや楽しい。目からうろこ、、の経験です。しかし、こうやってFIXに乗るようになるとディングルコグを考えた人は偉い!!と心から思うのです。FIXにも、外装変速にも、、というフレームは余りありませんので、そこはサーリーは偉い!と拍手したくなりますね。
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札幌市近郊の某シングルトラックにやってきました。ここまで自宅から自走で30分くらいです。たいした上りはないので46×17で十分走って来れます。しかし問題なのが、オフロードに入る際は、ギア比が大きい。ディングルコグの歯数差が4しかないのでフロントを46と42にして42×21では、重すぎます。では、34と38では?そうすると今度はロードで走るときに軽すぎる、、ということになってしまいます。そこで考えたのが、チェーンをワンタッチで切る'ミッシングリンク’の活用でした。フロントのギア構成を46と34にし、リアは17,21です。オフロードに着いた時点で写真のように34と21にチェーンを架け替えます。その際チェーンが余ってしまうのですが、ミッシングリンクを2つ入れて余分な分を切り離し、34×21の組み合わせに出来るようにしました。こうすることで、ロードでの高速走行、オフロードでの上りに対応するギア比が確保できたのです。現場について、Rホイルを緩めてチェーンを切って、張りなおして締めなおす、、まで5-6分と言う所で、ひとつの儀式ですね(笑)此処は走ったことのある人ならわかりますが、かなり根っこではじかれます。そんななかFIXで700×38cというタイヤで走るのは正直大変、、しかし、だからこそ操る楽しさが味わえます。終わってみると1,5倍疲れる感じですが実に心地よい疲れです。スポーツ走行時はキャリアはいりませんので、シートピラーごとスポーツ仕様に変更します。この辺は流石に汎用企画で、恐らく皆さんも27,2πのピラーは一本くらいお持ちでは(笑)?
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また別の日の早朝、札幌市内の某シングルトラックで朝連(笑)です。雪が舞うくらいの冷え込みで、トレイル中落ち葉だらけです。そんな中FIXで走ると、とても楽しい発見が、、、。くだりに入ったときに脚を止めようとすると、すぐに後輪が滑り出します。そう実に簡単にスキッドしてしまうのです。いわゆる、ロングスキッドを決めながら下れたときはいやはや気持ちがいいものです(トレイルの路面を傷めないよう路面状況に気をつけましょう)。此処は最新のフルサスMTBで来れば大して楽しくも無い位な所なのですが、こういった車両で来るとちょうどいい感じで楽しさ満点。あえて革靴細板でテレマークスキーをするような感じでしょうか?快適、速い、などの道具の決め台詞は必ずしも’’楽しさ’’には直結しないよなぁ、、などと偉そうなことを考えてしまいます。
そしてこの車両の本領は、この後に発揮されるのです。
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朝連で気持ちのいい汗をかいた後、その日は展示会に15k程はなれたところまで行かねばなりませんでした。おまけに湿った雪が降り、路面状況はべチャべチャ。そんなときに備えこいつにはロード仕様が存在するのです。シートピラーを入れ替え、ホイルも純ロード仕様(アルテグラ、マビックリム)に入れ替えます。勿論チェーンは短いので、長めの物をもうひとつ用意しておき、さくさく入れ替えます。ギア比は、46,34はそのまま、リアの方は12-25ありまして、低めのコンパクトクランクくらいではないかと思います。フルフェンダーのお陰で思い切って飛ばすことが出来ます。キャリアのお陰で仕事道具もラクラク運べます。路面が濡れている時はロードレーサーにはなるだけ乗りたくないものです。そんなときにロード並みに走れるフルフェンダー付
の車両があれば、、私の長年の課題が解決できました。
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変速機は、なつかしのサンツアーサイクロンMk2です。この車両を作るに当たって、新規に手配した部品はサーリーの135mmFIXハブ位で、後は自分のガラクタBOXに入っているものを極力使用しました。インデックスさえ諦めればサンツアーだって立派に使えます。Rメカがチェーンを通し易く、この車両のコンセプトには合ってますね。このフレームのお陰で眠っていたパーツに再度活躍の場が出来、、そういった意味でもクロスチェックは素晴しい自転車だなぁ、、と思います。
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このビームラックは、サイドバッグ対応型ですので、重量は限界があるものの、ちょっとした旅仕様をバッグで運ぶ事ができます。写真では25cのタイヤがついていますが、それこそ32cくらいのタイヤにすればギア比の低さもあり、立派なツーリング自転車に早替りです。クロモリフレームと、いい塩梅のフォークのお陰で、クルージングがとても気持ち良いんです!!この辺はカタログに歌っていることが本当なんだ、、と妙に感心するところですね。キャリアは勿論フレームにも付きますので、日本一周もOKでしょう。
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一仕事終え、豊平CRを快走!気分のいいところで一枚撮りました。しかし、、この自転車は本当に楽しい、そして実に使える一台です。スポーツサイクルがブーム、といわれて久しいですが、それが単なるブームで終わるか文化として定着するのか、、は実はクロスチェックの様な日常的にガンガン使い込めるタフさと、スポーツ心を刺激する走りの確かさ、そして生活自転車としても使える、、という懐の広い自転車がどれくらい日本の道路事情に受け入れられるか、、にかかっているなぁ、、などとまた偉そうなことを考えてしまいます。しかし、こいつは楽しい!これに乗っていると次に何をしてやろうか、、など私の心が少なからず駆り立てられるような気分になります。

総括

'クロスチェックは、個々の自由を駆り立てるマシーンなのです。私たちはそれが美しいことだと思っています''(メーカーHPより)というのが本当だ、ということを実感させられました。の割にはあまり美しい車両ではありませんが、担当者なりに自由な発想で担当者なりに使える一台を目指してみました。サーリーの偉いところはそれを決して否定することなく、それもいいっすねぇとでもいうように車両の方が受け入れてしまい、そうすることでユーザーがそこはかとない幸福感に酔いしれることが出来る、、ことにあるんだろう、、と感じました。
こうやってクロスチェックの魅力をお伝えするべく、色々と写真、文章を並べてきましたが、ひとつ大事なことに気がつきました。クロスチェック(のみならずサーリーの車両全て)を素晴しいと感じるためには、とにかく自転車に乗りまくる、事が必要では?乗れば乗るほど、サーリーは自転車に乗りまくる人が乗りまくる人に向けて作った自転車だよなぁ、、と感じてしまうのでした。
御不明の点などございましたら売場までお尋ねください。
# by shugakuso3 | 2009-11-22 17:13 | SURLY
秀岳荘白石店自転車売場には珍しく(笑)正統派の自転車イベントに出て見る事になりました。舞台は、DORIDEさんが主催なさるMTBの耐久レースシリーズの第6戦、”札幌じてんしゃ本舗プレゼンツ、本舗の耐久4時間”MTBレースです。毎年たくさんの方がご参加ということでしたが、実際出てみますとその理由がよく分かる、とにかく楽しくいい汗かきましょうという主催者、参加者の思いが炸裂する大会でした。高低差も少なく、初心者の方にも優しいコースです、、ということでしたので、私でもでれましたよ。正統派の大会ですが、でるのはへんてこな人なので、折角ですから思い切ってヘンテコな取り組みをしてみました。しかし、、それだから見えてくることも多く、担当者的にも収穫の多い大会でした。なんにせよ、あれだけの参加者、あれだけの規模の大会を毎年なさっている主催者、じてんしゃ本舗の方々に心より御礼申し上げたい大会でした。私的には今年一番の熱い戦いを振り返ります。

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愛車”麗しの白虎"号です。この自転車が如何にヘンテコなのかパッと分かる人はあまりいないと思います。DAHONのカデンザソロ(という事は折り畳み自転車です)を、フロント29インチ化、フロント29、リア26の2,35FATタイヤをつけました。写真では分かりにくいですが、こいつは固定ギアになっています。折角の固定ギアですから、サーリーのディングルコグをつかい、フロント38,34の2枚リアは17,21の2枚で変速機なしのWスピード自転車になりました。会場までは38×17で走ってきて、会場についてから、34×21にチェーンを架け替えてレースに臨みます。以前に変速機のトラブルでリタイアしたことがあったのですが、主催者のお一人が覚えていらっしゃって、メカトラ嫌ってシングルで来たのかい?とお声を掛けていただきました。まさにその通りで高低差がない、、というコースであればこれでいけるのでは、、、というチャレンジもありました。もうひとつ、、サドルはBMXなどに使うプラサドルです。頑丈ではあるものの、座ることを前提としないサドルで、オフロードを4時間というのは、アホの極みでした。
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当初は、レース会場(石狩川河川敷)まで、家族と一緒に車で移動、、レースを家族にも見せて、、などと考えていたのですが、当日の予報は雨。であればこの時期雨の中4時間も子供をうろつかせるわけには行かない、、。ということで一人で行くことにしました。そうなると、人間一人運ぶのに車を出す、、というのは折り畳み車フリークとしては悔しい(笑)というわけで、折角のフルサイズ折り畳み自転車ですから、札幌駅からあいの里公園駅まで電車で移動しました。流石にDAHONで畳むのも速いし、キャスター移動で、持ち上げることもなく楽チンでした。こんな酔狂なことをしている人は私だけだろうなぁ、、と思いながら、あいの里公園で降りましたが、KHSのMTBに乗った方は正統派輪行で、レースにご参加のようでした。流石ですね。しかし、組み立ては当たり前ですが私の方が早かったです。これで、レースの方でも速ければ、、、(笑)。行ってみれば、会場には当たり前ながら本格的なMTBがウヨウヨ、ギンギンに走りまっせ、という人もたくさん、、。レース会場独特の雰囲気が漂ってました。フルリジッドで走っている人も3名ほど見かけました。つわものです。私と違うのは、本当のつわものたち、、ということでしょうか、、。
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緊張のスタート2分前です。コースのほうは走ってみますといやはや大変でした。確かに高低差は無いにせよ、結構な凸凹はいたるところにありフラットダート的な砂利道を想定していた私にとっては”これは不味い”という感じです。フラットな砂利道であれば、大口径のタイヤで巡航性能を追求すれば良いのだ!と思っていましたが、凸凹はいたるところにありヘアピン状に曲がるシングルトラックは何箇所もあり、29インチは失敗?ギア比はあっているようにも思えましたが、FIXにしたのはやっぱり無謀?という感じです。凸凹の上を通るときにペダルの上に立ってひざを使って衝撃をいなしたいところですが、なんせ脚を止められないので、膝のばねを使うなんて、、到底私には無理!さらに、男前を追求したプラサドルが思いっきり裏目に出て尻が痛いのなんのって、、。しかし、、来てしまった以上はやるしかありません。私が採り得る選択といえば、とにかくタイヤを低圧にしてタイヤで衝撃をいなすしかないのです。自分でも大丈夫か?と思うくらい圧を下げました。タイトターンではタイヤが変形してズリズリするくらい下げて何とか走れるくらいです。幸いだったのはいわゆるガレ場、が無かったことで、あそこまで下げてもパンクしなかったのは天佑といえました。試走は一周にとどめました。そうしないと恐らく4時間は体が持ちません。よく考えれば、オフロードをひたすら4時間走るという事は我が人生でも初めてなのです。いやはや、、どうなることやら、、。いよいよスタートです。
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スタートして恐らく2時間くらい、あまりの腰の痛さに自転車から降りて撮影しました。数少ないダブルトラックです。何とか4時間ノンストップで走りきりたい、、と思いましたが、残念ながら2時間で断念、10分ほど休憩(補給)、以後3時間に1回、3時間半に1回と合計3回休憩をし正味3時間半ほど走りました。しかし、、腰が痛い。前述のように脚を止められないのでペダルの上に立って腰を伸ばす、、という当たり前のことが出来ない、、のは実に辛い事でしたが、良い勉強でした。ボヨボヨタイヤでしたが思いのほかパンクもせず、タイヤの設置面積が増えますので、タイトターンで妙にグリップが上がる感じで実は走りやすかったです。ギア比とあわせていい感じじゃないか、、と思ってましたがそれも1時間位までで、体力がなくなってくるとそれ所ではないんですね。十分ギア比は低いつもりでしたが、もっと低くても良いと思いました。しかし、他の人たちもまめに変速しているようには見えませんでしたので、意外にシングル、という選択肢そのものは間違ってはいないかも、、、なんて。特別ゲストでスバルゲーリーフィッシャーチームの小野寺選手がきてましたが、速い!トルクの発生能力が明らかに違う感じでまさに風の如く何度も追い抜かれました。
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大会も終盤、皆さん本部前を激走しています。私はヘロヘロでしたが、ひとつ新鮮だったのが、脚が疲れていなかったという事でしょうか。高低差が少ないコースなので当たり前のことなのかもしれませんが、FIXで走っていた、というのも何かしら関連しているのでは?と思った次第です。脚が止められませんので、とにかく回しっぱなし。結果、ポンプ効果で脚に老廃物が溜まりにくかったのでは、、?他の人たちはどうなんでしょう?脚を止めなかった人はいても、止められなかったのは恐らく私だけ(笑)ですから、同じ分析は無理か、、。しかし、このレース、スタート直後にDJがかけてくれたのがSHOGUNの名曲”男たちのメロディー”いやはやDJのセンスの素晴しさに拍手したいと思います。
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何とか4時間(休憩も多く4時間とはいえませんが)走り切り感動のゴール。結局雨は降らず、途中から妻が子供と応援にきてくれて、撮ってくれました。チャレンジングな要素の多いレースになりましたが、何とか無事に走り切りよかったよかった。以前メカトラでリタイアした事もあるわけですが、そういう意味では、シングルギアの自転車というのは、素晴しい!!ですね(笑)。しかし、自転車がシンプルになればなるほど剥き身のライダーが問われてくるもんなんだ、、とよくわかりました。海外の持久系のMTBレースにシングルギアで挑む人が結構居るというのもなんだか分かる気がしました(私は無理!)。
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本来であれば、帰りも電車で、、となるところでしたが、家族が車できましたので私の運転で帰ります。こんな感じで畳めますので、車に載せるのも簡単。普通のMTBなら、クイックでホイル外せば簡単、、なんですがFIXのこいつはいちいちスパナで外さないといけないので、折り畳める、というのは実はありがたい機能なんですね。結構なギャップを超えたつもりでしたが、フレームには何の問題も無く流石にDAHONの自転車だと思いました(しかし、今回のコースはまだまだ穏やかな方だと思います。折り畳み車でギンギンのオフロードは極力避けましょう)。

総括

今回のレースには結構実験的な要素が多くありました。1)折り畳み車2)69erリジッド車3)シングルスピード4)FIXギア、、です。2,4、の要素に関して言えば、私のリサーチ不足で大変な苦行になってしまいました。最新モデルに搭載されているサスペンション、フレームの素晴しさが走りながらでもよく分かり、馬鹿だなぁ、、です。しかし、3)の要素に関して言えば、これだけ高低差の無いルートであれば、トラブルも少なく、勝ちに行く、わけじゃない人にとっては結構楽しいかも、、。しかし、やってみて初めて分かることって色々あるんですね。ますます自転車という乗り物が面白くなってきました。個人的には、外遊びをする際には人間のせねばならないことが多いほど面白い、と思っておりますが。その意味では面白すぎるくらい面白かったです。レースという場にあってそれが許されるのか、、ということになりますが、笑って許してくれた、主催者に心から感謝しつつこの稿を終わりたいと思います。
# by shugakuso3 | 2009-11-22 16:55

MTB WINTER RIDE!! 09

冬に乗って楽しい自転車って無いのか?自転車って雪の上で乗ってはイカンもんなのか?スキーばかりがスノースポーツではあるまい、、、など様々な思いを載せて白石店自転車売場としては冬に自転車に乗る文化を作り上げたい、、と取り組んで来ました。スパイクMTBに始まり、2WD自転車、、などもありました。その積み重ねか、、ついにお客様と一緒に冬の札幌を自転車で楽しんでしまおう!と言う企画が実現しました。おりしも今年は雪が少なく、1月に雨が降ってしまう、、と言う異様な気象状況の中、集まった人たちの知恵と行動力で考えもしなかったような所に自転車で入り込むことが出来、雪道になれているはずの担当者が一番喜んでしまう、、位熱いツアーになりました。その戦いの模様をお伝えします!!


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行って来ましたのが、札幌が世界に誇るモエレ沼公園です。当初の予定では白石CRを走る予定でしたが、あまりの雪の少なさに急遽予定を変更しました。事前の確認では自転車で走る分には問題は無い、とのことでしたが、余り一般的な行為ではない様で結構面白がったり、怪訝そうな目で見られたり、、でした。他の迷惑にならないように、、とこちら側が気をつけてやれば問題ないと思います。しかし、ここは広い!!冬に来るのは初めてでしたがこんな面白いところだったとは、、と驚きました。手軽にスノースポーツを楽しめる公園で、出来れば自転車もスノースポーツになるように頑張らねば、、と思いました。ルートは、まず外周を一周、ピラミッドからモエレビーチを超え、プレイマウンテンを登り、野球場からモエレ山に回りこみ、ピラミッド向けにダウンヒル!!で締めました。
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集まった6人の男達。6名中2名がすでに還暦をお迎えと言う意味でも実に画期的なツアーになりました。自転車は体に負担が少ない生涯スポーツ、と言われています。その点ではXCスキーと一緒です。しかし、スパイクタイヤを使う、、などすれば雪道でも頑張って乗ることが出来XCスキーよりも手軽に楽しめるウィンタースポーツになりうるのです。後ろに見えるのがイサムノグチデザインのガラスのピラミッド。ここは素晴しい休憩所で、トイレもあり走って冷えた体を暖めることも出来るのです。ここをベースにいろんなところを走ったわけです。右から2台目の自転車やたらタイヤが太いと思いませんか?これがうわさのPUGSLEY!今ツアーでは大活躍しました。
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まずは、体慣らしに、外周の5kをのんびりと走ります。折からの高い気温、、雨ですっかり雪が溶け、、その後にバシッと冷え込んだ(当日はマイナス7度でした)ために外周部分はスケートリンク状態。スパイクタイヤ軍団はそこを行きますが、PUGだけは、そんなつるつる路面より土手の上の圧雪も何もしてない、最中雪の上を快走してました。ここは、26のスパイクMTBではタイヤが刺さることがあるけれども、これだけタイヤが太くなると刺さることも無く実に快適に走れる、、と言ううれしいところでした。この日は公園全体がこんな感じでしたので、2週目からは公園の中のいたるところを走り回るルートになったのでした。
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モエレビーチを右手に見ながらプレイマウンテン山頂を目指します。基本的にはXCスキーがしっかり踏んでくれていましたので、自転車でも十分走れました。しかし、XCスキーの横にこれだけ広いスペースがあると言う所も珍しく、実に走りやすかったです。スキーの方も邪魔にさえなら無ければ、笑顔で見守ってくれていました。
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プレイマウンテンの山頂で一枚。山頂に雪が無い、、、、のが今年の気象を物語ってますね。しかしお蔭様で、自転車に乗ったままここまで上がってこれて(約一名PUG乗車で)傍から見ればとても面白い光景だったんじゃないかしら、、。スキー場に例えると初級から中級ゲレンデの中間ほどの斜度で、こんなところを自転車で上がってこれた、、と言うのがとてもうれしかったです。このあとは、もちろん度胸一発DH大会です。斜面自体は斜度がいくつもあり、技量に合わせて下れましたので安心できました。
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この嬉しそうな顔を見てください。まさかモエレ沼公園でこんなに楽しい自転車経験が出来るなんて、、なのです。おそらく私も同じ様な顔をして下っていたと思います。
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下ったあとは、メインイベントのモエレ山です。当初は、酔狂な人だけ、、といっていたのですが余りの楽しさに皆上ってきてしまいました。そりの人たちに用心しつつ、下ります。
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激走するPUG2台。右の車両は輸入元のMXインターナショナルさんよりお借りしているものです。こちらはどちらかと言うと下り向きのセッティングになっておりライダーの技量もあってかかなりアグレッシブに攻めてました。このド迫力の写真は参加いただきましたお客さんの奥様が撮影されたもので、とても素人のコンパクトカメラではここまでは出来ません!有難うございました。楽しさ、DHの爽快感が伝わるのではないでしょうか。
この後はすぐ横の駐車場に行って自転車を積み込みさくさくと帰ります。こんなに楽しいフィールドが白石店より車で20分のところにあるなんて、、、ビバ!札幌市、、です。

総括
冬に乗れる自転車はないのか、、冬に自転車で楽しもうという文化を作り上げられないのか、、と言う気合で売場なりに色々と試してきましたが、今ツアーはそのひとつの到達点となりました。今ツアーを見れば分かるように冬に自転車に乗って遊ぶ事は一部の選ばれた人だけの楽しみではありません。雪の中で日常的にすることに自転車を組み合わせるだけで、、こんなに楽しいことが出来てしまいます。これからもこういった楽しみ方を追求していきたい、、と強く思う09の冬でした
# by shugakuso3 | 2009-10-12 17:46
秀岳荘白石店折り畳み自転車ツアーシリーズも早いもので丸4年やっております。8回目の今回は原点に立ち返って羊蹄山を回るコースに致しました。小径折り畳み車は大して走らない、と思っている人たちに一泡吹かせたい!!という担当者のわがままにこれまで多くの方々がお付き合いいただきました。なかでも今回は史上最もきついコースになってしまいました。担当者の力量不足を、ご参加いただいた皆さんの機転とツアーを成立させねば、という精一杯の御協力で補っていただき、担当者の記憶にもまれな熱いツアーになりました。また、これぞ折り畳み車ならでは!!という発見と、観光旅行気分を味わえるという点でも特筆すべきツアーでした。その熱い戦いを振り返ります。


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早朝のJR札幌駅。7時15分発小樽行きに乗る予定が、皆さんの集合があまりにも素晴しく予定を繰り上げて出発できました。時間通りにツアーが進む、というのはとても大事なことで、本当に参加者に恵まれているな~と思います。小樽から長万部行きに乗り換え、ニセコ駅で降ります。私は初めて来た駅でしたが雰囲気ありますね。ちなみに当日は一日散歩切符、という区間限定¥2200で一日乗り放題という切符を使いました。鉄道関連の経費は、ほぼ半額で済みました。これはオススメです。
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道の駅ニセコから反時計回りに羊蹄山を回ります。天気もよく風も気持ちよく素晴しいサイクリング日和でした。走力もほぼ同じ人たちが集まり、何よりもお互いに気を配り集団を維持しようと御協力頂きましたのが担当者としては感謝感謝なのでした。
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京極町の湧水公園です。此処まで約2時間走りました。此処から先は倶知安町に入り、花園のゴルフリゾート内にある、ホテルフリーダムインニセコにて昼食、という段取りです。これから先はたいした上りもなく難所はもう終わったも同然ですと言う所なのでしたが・・・・行ってみると結構な地獄が私たちを待っていました。このコースはロードレーサーの練習コースとしても使われる所なのですが、それに花園向けの上りが入るというのは、更なる練習になってしまうくらいなのです。羊蹄山コース自体は何度も来ていましたので大丈夫だろうと高をくくった担当者にしっぺ返しが来ようとしていました。
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倶知安に入りJR線路を越えた辺りから上りがきつくなり始めます。想定外の事態にお客様の中でも限界を超える方が出始めました。そんな時、ある方の機転でタクシーを呼べばいいのだ!という事を思いついたわけです。こうやって現れたタクシーはまさにサンダーバードでした。そのときに、参加者一同感心したのが、タクシー1台に、自転車3台そして大人4名(運転手含む)がさくさくと乗り込むことが出来たのです。担当者としては段取り不足を棚に上げて恐縮ですが、こういった不測の事態に実にさくさくと対応できるという折り畳み自転車の機能が証明できた素晴しい経験でした。タクシーに乗せる何も街中だけのことではないんですね。
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すったもんだの後にたどり着いたのがホテルフリーダムインニセコ。個人的にはリゾートホテルは初めてきましてその雰囲気のよさにすっかり舞い上がりました。此処の前庭で北海道BBQカレッジさんご提供の昼食を頂きます。毎度ながら、とても屋外で食するとは思えない位の素晴しい食事で、皆さん辛かった上りもいい思い出です。いい食事のあるところには良い笑顔があるものですねぇ、、。
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食事が終わるとさくさくと倶知安駅に向かいます。これからがある意味メインイベントの、SLニセコ号に乗って帰札するわけです。実質的には此処で解散、皆さんお疲れ様でした。倶知安への下りは、あの苦しかった上りはなんだったんだというくらいあっけないもので、あっという間についてしまいました。此処も安全運転で走ってくれまして、担当者としては嬉しい限りです。苦しいことも多かったですが、皆さんの御協力で一体感の高い印象深いツアーになりました。重ねて御礼申し上げます。
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この季節のJRの目玉列車のひとつ、SLニセコ号です。私はSLは初めてでしたが、年配の方にとっては石炭が燃えるにおいが懐かしいなぁ、、となるんですねぇ。問答無用のド迫力マシンで、人の手がかかるほど愛着が沸くんだろうなぁ、、と思ってしまいます。自転車を持って乗り込みますが、客車が狭く、自転車を置く場所がありません。交渉の結果、車掌の待機室と思しきところに特別措置として自転車を7台おかせてもらえました(あくまで、車掌さんの現場に合っての英断です、いつも出来るわけではありません。ご留意下さい)。これも小径折り畳み車ならではです。

総括
売場としましても3回目の羊蹄山ツアーになりました。自転車ツアーとしてみた場合は洞爺湖一周ツアー、というのが一般的で、走行性能に落ちるとされる折り畳み自転車であれば、羊蹄山よりも洞爺湖のほうが、、とよく言われます。しかし、だからこそ折り畳み車の走行性能と、折り畳み車愛好家の心意気を満天下に示したい!という気合で、羊蹄山にこだわっているのです。実際走った感じでは、仮にロードで行ったにしても、最後の上りはギブ、、という人がいるだろう、、それくらい大変でした。しかし、そんなときに実に身軽に別の手段が採り得る、という事は何よりも折り畳み車の性能を示していますし、帰りにSLに8名の大所帯で自転車持って乗り込むことが出来る、という事は素晴しいことだと思うのです。その上で、ライダーが頑張ればロードと同じようなところでも行ける(ロードより速いわけではありません)、という自転車としての幅の広さが立証できたのではないか、、と考えております。なんにしても、大事なのは操る人の知恵と勇気です。それをお客さんにしっかりと教えていただくことになり、運営側としても得るものが大きい充実したツアーになりました。ご参加いただいた方々有難うございました。また行きましょう!
# by shugakuso3 | 2009-10-12 17:28
小径折り畳み自転車の可能性を追求したい、、あくなき挑戦は続きます。今回は、昨年やってみて結構な反響を呼んだ折り畳み自転車によるキャンプツアーです。HECC(北海道エココミュートサイクリングクラブ)の有志の方々の御協力を今年も得ることが出来、気持ちの良い汗を流し、自転車の可能性を追求する、という観点からは有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年は日程が週末になり、また札幌よりの自走にこだわることがなくなり、結果として折り畳み自転車ならではの使い方がクローズアップされることになりました。



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担当者の愛車勇気で爆進号です。ブロンプトンのフロントラックシステムを流用し、ハンドルバッグをつけ、リアには秀岳荘オリジナルのサイクルトートバッグをつけました。これは、30L程の容量がありながら、荷物が横に広がらず、縦に伸びる様になっているため、かかとに当たることなく、スムーズなペダリングを可能にしています。荷物が上に伸びてもOK!というのは小径車の特性をよく吟味している、といえると思います。ブロンプトン、DAHONなどにも転用可能ですよ。今回、テント寝袋、その他のものを入れましたが、しっかりと安定してくれました。
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真駒内から一緒に走ってくれた、HECCの中でもギンギンライダーの3番さん。とにかくコンパクトな荷物に拘った様で、ラックパック、更に30L程のバックパックにソロキャンプ装備をまとめてきてました。業界の人間としましては学ばねば、、。他、23番さんが来てくれる事になっていたのですが、足の調子が、、ということで峠の一番きつい部分はバスでエスケープ!湖畔辺りから、モーラップに合流、となりました。よく考えるとこれこそが折り畳み自転車ならではのキャンプツアー、といえる部分で私も目が覚める思いでした。折角の折り畳み機能ですからね、つかわにゃソンソン、、です。
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支笏湖線名物、地獄の7%勾配の手前、山水橋です。此処で一服、地獄に向けて気合を入れます。私で、装備重量が16kほどになってましたので、大変でしたが、何とか上りきりました。わざわざ、きついところを、わざわざ重い荷物を積んで登る、、自転車旅行のひとつの醍醐味ではありました。しかし、此処を軽くバスでエスケープ出来れば、、、体力に自信のない方でも、自転車旅行を味わうことが出来るようになるわけで、、、、。そこに考えが回っただけでも、ツアーに来た甲斐がありました。幾多の自転車旅行で鍛え上げられたBD-1は、重量級のライダー、ヘビーウェイトの荷物に音をあげることなく実に淡々と走ってくれましたよ。この辺は、旅仕様のMTBとなんら変わることはないと思いました。
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やってきました支笏湖半の観光地。今まで何度も支笏湖には来ていますが、此処に入ってきたのは初めてで、結構色んな店があるんですね。食堂内で昼食をとるつもりでしたが、自転車が目に入るところでないと、心もとない、、、。というわけで色々探しましたら、この民宿は、表のテーブルまで食事を運んでくれる、、というのでこちらにお世話になりました。折角の秋の一日、天候は良好でしたので、オープンエアで食事できるというのはいいものです。この小さな自転車で来たんですか、、と色んな方に感心されました。まだまだ高機動型小径車の走行性能は知られて無いですね。目的地のモーラップキャンプ場までもう一息です。
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モーラップキャンプ場にて23番さんと合流、早速キャンプサイトを作ります。小型の一人用テントが2人、私はピラミッド型シェルターに、吊り下げ蚊帳テント、を組み合わせました。雨の予報が出ていましたので、ポンチョを使って簡単ですがタープを張りました。この辺は、如何に荷物を減らすか、、という各人の苦労が分かるところで面白かったですね。いやはや一番経験しているはずの私が一番荷物が多くまだまだ青い。日没ごろにささやかな晩餐です。BBQとかダッチオーヴン料理が当たり前になってしまった21世紀にあっては笑っちゃうくらいの粗食でしたが、それでも、頑張った私たちにはものすごい御馳走です。自転車の運用から様々なことに話題が及び、実に充実した夜になりました。
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ソロツアーの鉄則通り、夜明けと共に起き、さくさくと準備します。夜半からの雨は降ったりやんだりで、早めの行動が重要のように感じられました。これから先はおおむね下りでサイクリングロードを千歳方面に下ります。途中で結構な雨に降られて大変でした。小径自転車は、車輪が小さい分泥跳ねが少なそうですが、実は逆で、かなり高角度で泥が飛び、終わってみると自転車が結構汚れたりします。他のお二方は千歳駅に到着後、雑巾で自転車をきれいに拭いておられました。これが物を大事にする、ということなんですねぇ。感心しました。
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サイクリングロードから先は、各個人の走力差がしっかりと出る所ですので、自由行動にして鮭マス孵化場の辺りまではノンストップで走りました。雨が強くなってきたためこの判断は有効。鮭マス孵化場で不本意ながら雨具を装着し、最後のひとっ走り千歳駅に到着です。此処から先が折り畳み自転車の本領発揮の部分で、私の場合ですが、50L前後にもなろうという荷物をひとつは背負い、ひとつは自転車につけたまま折り畳んで転がしながら、駅構内電車内を移動しました。この辺はキャンパー装備のMTBなどでは難しいところでしょう。また、そういう移動を一日何回もする気にはならないと思いますが、折り畳み自転車であれば、私なら5回まではやってもいい(笑)と思いました。各自さくさくと移動、お昼前には帰宅できました。

総括

折り畳み自転車の可能性を追求したい、、として色々なことをやってきました。昨年キャンプツアーをやることが出来、大体こんなところではないか、、と思っていたのですが、今年やってみてご参加いただいた方に教えられました。というのが、難所を折り畳み機能を使ってエスケープする、という使い方。どうも私はヒーコラ言うことに意義深さを感じてしまうようで、難所というととにかくぶち当たらねば、、となってしまうところなんですが、ヒーコラ言わなきゃいけない、、事はないんですもんねぇ。そうやって難所を上手にかわしていくのも折り畳み自転車ならではの旅だなぁ、、と思うのでした。また、そうやって難所を越えるために畳む、、事が大して面倒ではない、事が折りたたみ自転車のいいところでもありますよね。今回の旅では、そういったことも出来るよなぁ、、と思わせてくれるのと同時に、キャンプ装備で、立派に支笏湖の峠を越えてキャンプシーンまでたどり着けることが立証でき、スポーツサイクルとしても幅広い使い方が出来る、事が立証できた様で嬉しく思いました。ご参加いただきましたHECCの皆様有難うございました。また行きましょうね(今度はちょっと楽しましょう)。余談ながら、この経験の後、なんだか自信がついてしまい旭川まで自走して折り畳んで高速バスで帰る、ということをやってみました。いやはや実に楽しかったです。結構いけるもんだなぁ、、と思いましたね。また嬉しかったのが、バス停に着いたのがバスが出る10分前。そこから畳んでカバーをかけて、用を足してジュースを買って、座席についたのが、出発の3分前でした。この辺の機動力は、MTB、ロードではまねの出来んところでしょうね。
御不明は売場までお尋ねください。
# by shugakuso3 | 2009-10-11 17:18
おかげさまで秀岳荘自転車売り場もブロンプトン自転車を扱うお店として認識があがって来ました。これもひとえにお客様のご愛顧の賜物です。そこで、ついに担当者としては念願だった、オーナーズミーティングを感謝の気持ちと共に開催できることになりました。ただ集まるだけでは面白くないのでこの自転車の持つ社会性をアピールするようなポタリングにしましょう、という担当者の身勝手な提案にもかかわらず、合計11名(内スペシャルゲスト2名)のオーナーの皆様にお集まりいただきました。内容としましては、秀岳荘白石店に集合、白石サイクリングロードで北広島駅まで走り、その後キャスターブロンプトンで輪行。札幌駅で降りまして、駅構内、ステラプレイスでキャスター自転車という物を集団でデモンストレーション、大通り公園でピクニック気分を楽しんで、秀岳荘へ帰る、というものでした。紅葉の季節、どのような集会になったのか、、ご覧下さい。



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総勢12名のツアーです。01台湾モデルから、06のP6Rまで、合計10台のブロンプトンと、ゲストとして、ストライダBD-1(キャスター仕様です!)の参加もありました。こうやって見てみますと、まさに老若男女、様々な方がブロンプトンを楽しんでおいでで、この自転車の懐の広さを痛感いたします。また、旭川より2名、留萌より1名室蘭より1名のご参加いただきました。この事実もブロンプトンの素晴らしさを能弁に物語ってはいないでしょうか。いよいよスタートです。
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途中で雨が降り出しました。しかしそこはさすがに秀岳荘のお客様さっと雨具の装着です。昼以降は綺麗な青空になりました。
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木々が少し色づいています。いい雰囲気の中皆で走るのは気持ちがイイです。お互いに気配りつつ集団を維持していただきました。ご協力に感謝!です。
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路面は濡れてはおりますが、やはりサイクリングロードは走りやすいですね。大体、時速にして15-20kmというところで走ったと思います。ブロンプトンは良く走る、と思いますが皆さんはいかが思われますか?
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学習の森、という休憩ポイントで野点ブレイク。これも担当者のわがままにお付き合い頂きました。しかし、お客様もさるもの、私の抹茶に対抗してコーヒーを豆から引き始める方もいらっしゃいまして、いやはや脱帽です。
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軽く登っている所で撮りました。なんだかツールドフランス!みたいですね。ここからは、概ね下りで、一気に北広島駅まで走りきります。
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天候があまり良くなかったので大通公園での昼食は断念し、北広島駅で弁当タイム。これだけのブロンプトンが並んでいると壮観ですね。
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さて、今週のハイライトォー(八奈見乗二調で、、分からない人はスルーしてください)キャスター自転車軍団の輪行ツアーです。噂の秀岳荘ブロンプトンカバーが眩しい!
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乗車率が高かったら、と心配しましたが、一安心。かなり珍しい光景だったようで、面白そうなことやってるなぁ、という視線を熱く感じました。
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特に問題も無く、12名全て無事に改札を抜けました。皆さんのマナーのよさの賜物です。この様な取り組みの積み重ねで、キャスター自転車が札幌発の自転車文化として根付くといいなぁ、と思います。
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キャスター自転車軍団で、休日の賑わいのステラプレイス内をしばしデモンストレーション。その後この写真を撮りました。かなり目立ちました。1人でも多くの人に興味を持って頂ければ、、、。

総括

担当者としましても、秀岳荘としましても、お客様と一緒に自転車でうろうろするという取り組みは初めての経験で、どうなることやらと心配いたしましたがお客様のご協力で無事に終わることが出来ました。嬉しかったのが、例えばロード、MTBでのツアーになると集団を維持するのが非常に難しくなりますが、ブロンプトンだと、走りそのものを楽しむ、一緒に楽しみましょうという雰囲気を皆さんがかもし出してくれまして、集団を維持しつつ楽しく走ることが出来ました。また、キャスター自転車をアピールするという取り組みにこれだけのご賛同を頂いたことに心より感謝いたします。出来れば、第2弾、、、といきたい物です。とにかく有難うございました。
# by shugakuso3 | 2005-10-20 17:34
小径車を語る場合に、走りを追求したいのであればやはりモールトン、折りたたみ性能を活かした生活自転車といえばブロンプトン、そのどちらもをバランスさせたのがBD-1、というのは多くの方のコンセンサスとしてあると思います。しかし、ブロンプトンオーナー(特にUKモデル)でしたらご理解頂けると思うのですが、ブロンプトンだって走ります。その思いを常々抱いていた筆者は、その走行性能をなるだけ大きい舞台で立証してみたい、と思っていました。そして今回ホノルルセンチュリーライド参加の機会を得ることが出来、ブロンプトンで100マイルにチャレンジすることにいたしました。今回は写真を織り交ぜたツーリングレポート編と、技術的体力的にどのような課題があり、筆者がそれにどの様に取り組んだのかの論文編の2編に分けてお伝えしたいと思います。さてどうなりますやら。



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ホノルル国際空港にて。他に大きな自転車箱を抱えた人が多い中、とても自転車が入った箱には見えません。係員も、自転車とは、俄かには信じてくれませんでした。
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大会前日のフリーの日にパールハーバーに自転車で行きました。ここは、真珠湾奇襲攻撃で撃沈された戦艦アリゾナを記念碑として残しているところです。
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軍事施設な ので、バッグを預けて入場します。自転車は普通は、駐輪場に置きますが、私達はバッグと一緒に預けました
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福井晴敏著 (終戦のローレライ)で伊507を執拗に追い回すガトー級潜水艦と恐らく同型艦です。このバウフィン号は大戦中沢山の敵艦を沈めた優秀な艦だそうです。
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さてここからが本番。左が愛車04L-3Go!雷神号です。ブロンプトンの走行性能を立証する、という今回の趣旨に従い、キャリア、サドル以外はノーマルです。右のシャツを着て走りました。740という事は、ブロンプトンの狼にならなくては、、(分からない人はスルーしてください)。
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午前6時15分のスタートにあわせて沢山の自転車が集まってきます。ブロンプトンにはボトルケージがないので、写真のショルダーバッグに、ハイドレーションパックを入れて大会に臨みました。
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スタート直後の見晴らしのいいところです。朝焼けの美しさというのはどこでも同じですね。
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個人的には今回の旅のベストショット。詳しくは論文編に譲りますが結構 熱い走りができたと思います。多くのロードレーサー、小径車フリークの方 々に声をかけていただきました。そんな中彼が一番ブロンプトンの性能に興味を持ってくれました。なんでもつい先日BIKEFRIDAYを買ったそうです。その際にブロンプトンも選択肢の一つにあがったそうですが、やはり走りが違うという事でBIKEFRIDAYにしたと言ってました。そんな彼に言わせると、(お前の走りを見る分にはブロンプトンでもぜんぜんオッケーじゃないか!)という事でした。そうなんだよ!!!ととても嬉しかったですねぇ。しばらくその辺を乗り回して大いに喜んでました。ハワイにもブロンプトンの輪が出来るといいなぁ、と思います。出場している小径車は、やはりバイクフライデーが一番多かったように思います。意外だったのが日本からの出場のみならず、ローカルのフリークが多かった事です。さすがメイドインUSAですね。つぎにBD-1が多かったようです。ブロンプトンなんかで来ているのは私だけか、と思っていたらゴール後に1人お会いすることが出来ました。かなり嬉しかったです。
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100マイルの折り返し地点にのみこんな看板がでています。ここまで約4時間掛かっています。ここあたりから日差しが強烈になってきました。しかしチェックポイントでのボランティアの皆様のご協力は嬉しい限りです。75マイル折り返し地点から、ここまで海岸線を通るわけですが、北国に住んでいる者からは想像も出来ないような美しいエメラルドグリーンの海を見ながら走るのはなんともいえぬ喜びでした。ブロンプトンの伸びやかな走りと素晴らしい景色に魅了されて、写真を撮るのに停止するのさえ勿体無い、という感じでした。これがバイカーズハイというものかしら、、。
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気持ち良さそうですね。それを見上げる私も最高の気分です。
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まるで宇宙戦艦ヤマトがあっという間にイスカンダルから帰って来た様にあっという間、、でもありませんでしたが、ひたすらペダルを回し続け思った以上に早く帰ってきました。午前6時15分にスタートして、午後2時5分にゴールしました。8時間以内というのがひとつの目標としてあったので達成できて良かったです。隣に写っている人は、一緒に走ったお客さんで、彼はダホンのプレスト16インチ3段変速で、見事100マイル完走しました。どちらかというとローギアードのプレストで走ったという事は、ライダーとしての力量は私より遥かに上、ということですね。順位もオフィシャルなタイムも無く、ただ自分との戦いの結果(それを知るのも自分だけ)が残り、爽やかな感激が私を包みます。陳腐な表現ですが、自転車ってのは本当に素晴らしい、ついでにブロンプトンも素晴らしい。こんなに小さな車体で、ロード、MTBと互角の走りを見せてくれました。今回100マイル走ったのは私だけだった様ですが、来年は多くのブロンプトンオーナーがハワイの地にその足跡を残されんことを期待しつつレポート編を終わります。


その2。激走分析編

激走という言うほどすごい走りではありませんがそれなりに一生懸命考えて、トレーニングも積んでこの大会に臨んだ記録を残す意味でもここからは自転車屋らしい分析をしたいと思います。なんだかおかしい、などと思われる方もまぁ、大目に見て やってください。



ライダーの性能
筆者は、身長170cm体重90kg体脂肪率25%にもなろうという一見して肥満体です。下手の横好きで自転車には乗って おりますが、アスリートという表現を私に当てはめる人はいないでしょう。以前、札幌から旭川の秀岳荘まで日帰りで走った事がありますが、ここ最近は大して走ってもいません。一応自転車で通勤はしてますが、鍛えて、とはいえないでしょう。 私の性能を客観的に推測できる材料としては、04の札幌ペンタスロンMTBレース(05はメカトラでリタイア)で、出走70人のスポーツクラスで23位でした。脚種としては恐らくトルク型で、体重からも推測できますように平地を巡航するほうが 得意なほうです。


何故ブロンプトンか、そして何故ハワイか。

何故ブロンプトンかというのは冒頭にも書きましたようにその走行性能を試してみたいという事でしたがそれは,以下のようなブロンプトンの特性に基づく物でした。UKモデルのユーザーであればお気づきのことと思いますが、ギア比の設定がローセカンドの間はそれなりなのにセカンドとサードの間はかなり開いています。これは、ブロンプトンが生産されているロンドンまた多く流通しているオランダでは、殆ど坂が無く、いかに平地を高速で走るか、という事に主眼が置かれた,ギア比の設定になっているためだろうと推測できます。そのため、サードギアに入れてそのまま脚を自分のペースで回転させる事が出来れば、時速30キロから35キロのペースで巡航することが可能になります。一度、車に併走してもらいこの事実を確認した私は、平地であればブロンプトンは結構いける、後はそのようなステージをいかに探すかだ、という事を発見しました。仕事中に、ホノルルセンチュリーライドに参加したという方にお話しを聞くことが出来、そのコースには大した坂がないらしいことを知り、これならいけるのではないか、サードギアでずっと踏み続けることが出来ればロードやMTBとほぼ互角の走りも夢ではない、、更に雪国の人間にとっては夢の楽園ハワイでっせ、、という事でやる気がドンドン沸いてきたのでした。

使用した機材

使用した機材は、写真にもありましたブロンプトンL-3の04モデルです。いじったところといえば日東のキャリアをつけてベアリングキャスターを装着。サドルをブルックスのB-72に交換した以外は納車したままの状態です。本大会に参加するにあたって、出来うるチューンナップといえば、まずタイヤをシュワルベのステルビオに交換、ペダルをビンディングタイプに交換、T-6に使われている6段変速キットを使って6段変速にバージョンアップ、聖地和田サイクルさんの改造で有名なインター8のインストールなど様々なことが考えられますが、今回は上記の2箇所以外は完全ノーマルで挑みました。後述しますが、100マイル走ってみて分かったことは、06モデルからラインナップされるP-6Rはブロンプトンの特徴を完全に消化した上で、長距離用として実に合理的なリファインが成されているという事でした。機会があればP-6Rで走ってみたいものです。

問題点と、それに関しての対策

以上の検証より導かれる問題点は以下の通りです。
1)サードギアで脚を回し続けることが出来る脚力(筋力)を身につけることと、それを8時間出し続けることが出来るか、、。  多少の勾配は脚力で押し切らねばならない為にどのくらいが限界なのかも確認の必要がある。
2)小径車特有の慣性モーメントの不足を補うために360度まんべんなくトルクを発生させられるようなペダリングスキルを如何にして身につけるか、それをビンディングのない自転車でどこまで高めることが出来るか。

上記の問題点に対する私の回答は以下の通りです。
A)ロードレーサーによる朝錬。これは支笏湖線(R451)を野牛山林道あたりまで行って帰ってくるという大体2時間 から2時間半のコースで最終的には週に4日ほどやりました。そして休みの日には同じくロードで支笏湖線から 漁川沿いに恵庭に抜け、36号線から札幌に帰るという約80kmのコースを数回周りました。 特に上り坂で重めのギアをシッティングで、ジンワリと回す感じです。その際、上体から極力力を抜くように、、、 結局ブロンプトンのママチャリポジションでは上体が使えないので腰を安定させじっくりゆっくり回すことを心がけ ました。
B)ブロンプトンならではのペダリングの研究。基本的にはブロンプトンは通勤マシンなので、日々の通勤でどのように 脚を回すか、と考えました。上死点、下死点でトルクが途切れないように。トルクが途切れるとスピードの乗りも 悪くなってしまうのでうまく回してスピードが落ちないよう心がけました。問題のサードギアに入れたときに、すぐに 巡航速度に乗せようとムキになるよりも、少しづつ増速していった方が結果的に巡航速度は高いような印象を 受けました。そして一番の問題点が、ビンディングをつけずにいかに回すかという事でした。しかし、ビンディングを つけたペダリングというのは感覚として掴んではいますので、後はそれを平ペダルでいかに実現するかという事を 念頭に置きながら足首の角度、腿の上げ方などを考えました。これはテレマークスキーでプラブーツからあえて 皮のブーツに切り替えるのと同じ感じで道具に頼らず如何にやるかという事を考えさせてくれました。今までは、 ビンディングを脚の後ろ側の筋肉を使って引き上げる感じで回してましたが、腿を上げる、という感覚を初めて得た 様に思います。どちらがいいのかは、断定は出来ませんが、今まで使わなかった筋肉を使うということは、長丁場 ではまんべんなく脚を使うことが出来、有利に働くのではないか、、と思いました。 本番での印象を鮮烈な物にする為にも基本的に練習はロードレーサーでやりました。最後の1回だけ前述の80 kmコースをブロンプトンで回り、練習を終了したのが9月の10日過ぎでした。

そして本番。

3000台もの自転車が一堂に会するところで走るのは初めての経験でビックリしました。一番気をつけなければならないのはスタート後の落車です。本大会は誰でも気軽に参加できる、というところが売りになっていますがその分経験の少ない人が多いのも事実。私も2回ほど落車に遭遇、怖かったです。スタート後30分は落ち着いて余裕を持って走ったほうが良いと思われます。カピオラニ公園をスタートして、ダイヤモンドヘッドの脇を抜け住宅街を通ってハイウェイに出ます。このあたりに来るとコースも開けて、周りに走っている人も同じようなペースなので、自分の走りに集中できます。この日の為に考え練習してきたことを実践するわけですが、ブロンプトンでロード、MTB(いずれもブロンプトンが2,3台買えそうなほどの高額車両)と並んで走るというのは、ある程度出来るとは思ってましたけどいざやってみると不思議というか嬉しいというか、朝日が気持ちよかったです。そのまま海岸線まで出て、最初のチェックポイントで一休み。こんなので来てる奴がいるぜ,なめてんのか、という視線もあり、すごいですね、という視線もあり、いろいろです。しかし、ハワイローカルの人たちは一様に興味を示してくれて、いろんな所で、QuteBike!といわれました。畳んで見せると大喜びで、やってるほうとしても面白かったですね。それから先は一ヶ所心臓破りの坂、というところがあって、ものすごい坂、というわけではなかったのですが、その名の通り、破れるまで頑張りました。その先に見える海岸線と、美しい海は素晴らしいの一言で、自転車で走る、というヨロコビのひとつの到達点ではないか、とさえ思いました。そんな感じなのでついついオーバーペースになってしまいます。そうやって走っていると、緑のバイクフライデーに抜かれました。折角なのでついて行きまして途中で前に出たり、いろんなちょっかいを出させていただきました。信号で止まっているときに(いやぁ、ブロンプトンでよく頑張りますねぇ、)と声をかけていただきました。なんでもサイクルスポーツ誌で記者をされているそうで、さすがに自転車にはお詳しく、ブロンプトンでこれだけ走るなんて君が凄いんだな、とお褒め頂きました。嬉しかったですねぇ,、。しかし本当に凄いのはブロンプトンなのです。75マイル折り返し地点を過ぎ、ここから先は100マイルの猛者だけという事になります。走っていると、もう折り返しの先頭集団が道の反対側を豪快に走っていきます。あれくらいの力量のライダーがブロンプトンで走ったらどうなるのだろう、、などと考えながら走ります。このあたりまで来るとブロンプトンで走るという事がどういったことなのかだんだん掴めてきした。特徴的なのはやはり、ポジション、3段変速、という事になります。ここまで体が起きたポジションになると、事の成否を分けるのはやはりサドルです。過去2年、自分の尻に馴染ませてきたBrooks B-72はサイコーで、上半身の重さをきちんと分散してくれました。走行8時間の間に尻に不快感を覚えたことはありません。同様の走りをしよう(という人はまず居ないと思いますが)という場合はサドルを座面の大きな物に交換するというのは凄く大事だと思います。この点、前述したように06モデルからラインナップされているP6-Rを初めとしたコンフォートハンドルモデルはよく出来ていることが分かります。ブレーキの下を持った場合、ステムが前傾しているのと、微妙に下に、そして手前にハンドルが曲げてあり、掌の正中神経の通っている部分(スペシャライズドBGグローブの黒いパッドの部分)に負荷がかからないようになっているのです。そして殆どロードモデルと同じように体が前傾しますので、尻に体重が集中せず、軽量サドルも使用でき、上半身の引付を利用したペダリングが可能になるのです。そして3段変速で走るという事に関しましては日本で練習してきたことが、ほぼそのまま出せました。イメージとしてはとにかくじっくり、ゆっくり、あせらず無理せず、という感じです。ほぼ平地、とは言いつつも多少の勾配はあるわけでトルクを満遍なくかける様気をつけました。多少のところは勢いで乗り切るのですが、それが無理と思えばすぐにシフトを落として回転でいきます。分かってはいるものの、セカンドとサードの間にもうひとつあれば、、と何度思ったことか、、。この点もいつか6スピードにバージョンアップしなくては、と思いました。途中でコルナゴに乗った紳士がそんなので踏んでると前腿がもたないんじゃない?と心配して声をかけてくれました。確かにこんなままチャリポジションではあっという間に前腿がだめになってしまうでしょう。しかしそこは、いろいろと試行錯誤を重ねたおかげで、脚をまんべんなくいじめて脚が少しでも長く持つように回してました。この点も、ビンディングを使っての練習しかしてなかったら見えてこないことが多く、ブロンプトンで走る、という事以上に得る物が多かったです。そんなことを考えながら走っていますと、いつの間にか折り返し地点を過ぎてしまいました。帰路は、当たり前ですが疲れが出てきてうまく走れません。しかしアドレナリンが出ているのか気分は凄くよくサードギアに入ってしまえばどこまででも行ってしまえそうな錯覚に陥ります。これがバイカーズハイというものなんでしょうか?ここで幸運だったのがこの日は風が殆ど無かったことでした。勾配は大してない、というのはいいとして私が一番警戒していたのが風で、ママチャリポジションで向かい風に吹かれたときはどうしよう、、と人知れず不安になってはいたのです。しかし日頃の行いがいいのか、この日は殆ど無風。しかも風が吹くときは追い風で、ママチャリポジションが功を奏しました。疲れ、時間の感覚、いろんな物がだんだん麻痺してきてペダルを回すという行為が特に意識もせずに普通に人生の一部のように感じ始めてきたときに最後のチェックポイントを通過、いよいよ最後の10マイルです。この区間にはフリーウェイがあるのですがそこでは完全な追い風。ここも気持ちがいい、の一言。メーターなどをつけていないのでどのくらいで走っていたのかは分かりませんが、ロードでいつも走っているのと全く同じ感じでした。何時までもこの時間が続くとどんなに幸せだろう、、と思いましたが、そんな時間にも終わりが来ます。スタートしてから約8時間でカピオラニ公園に帰ってきました。嬉しいような、疲れたような、勿体ないような妙な嬉しさがありました。われながら良くやった、という感慨が私を包みましたが、冷静に考えてみるともっとしっかりした練習をつめば、それにブロンプトンは答えてくれたでしょうから、もっと行かねば、、とも言えました。また機会があれば頑張りたいです。走り終わって、筋肉痛の根が深い、、と感じました。これは巡航速度を維持する為には、700cで走る際の労力プラスαが要求されるのだろう、という事だと思います。これは小径車である以上は仕方がないですね。こうして私の戦いが終わり、ブロンプトンだってやれば出来るのだ、という自信が残りました。それなりの準備をきちんとやれば、つまり自転車乗りとしての訓練を積めば、今回のようなコースであればそれをレーサー並みとはいえませんが、それなりに高いレベルで表現してくれる車体であるとは言えると思います。できれば来年も参加して、オーナーズミーティングが出来んもんかなぁ、、と夢が膨らみます。

以上、感じたことを書いてきました。分析の多くが私見に基づく物なので、異論のある方もおられると思いますが、大きな心で読み流していただけると幸いです。 ご不明、ご質問は白石店の有森まで。
# by shugakuso3 | 2005-10-15 17:48
秀岳荘白石店では、折りたたみ自転車のある生活、を提案していきます。その一手段として、
ブロンプトンオーナー社員による街乗り遊び、BD-1による輪行ツアーの模様をお伝えしていきます。
今回は、先日担当者が行った、ハワイ輪行ツアーの模様を描きます。BD-1としてのレポートは初めてですが、いきなりの海外ツアーは担当者としても心が躍ります。どのような結果になったのかお楽しみ下さい。



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ホノルル国際空港にて。常夏のクリスマスというのもなかなか乙な物です。北海道から来たものにとっては幸せこの上ないです。一応手渡ししてくれましたがさすがにアメリカ人で、自転車の扱いが丁寧とは言えません。梱包の際は要注意です。BD-1はとりあえず無事でした。
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ワイキキ近辺での自転車の停め方です。自転車マークの柵のようなものを自転車で挟み込み、ワイヤーで固定しています。こうやって自転車が止まっていること自体は治安が良い、とも言えるなぁ、と思いましたが、停めてある自転車は殆どが300ドル以下のものばかりで,高額車を持っていこうという人はこれまた要注意です。
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実は今回のハワイ訪問のほんとの目的は、ホノルルマラソン参加。これも一応完走いたしました。しかし沿道の皆様の応援のすばらしさはさすがにUSA で、感激しました。何度も参加する人がいるということですがそれもありなんです。
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マラソンの最中に撮りました。警備に来ていたホノルル警察のMTB巡査です。なんと乗っているのがキャノンデール。ホノルル警察はお金持ちですな。他にゲーリフィッシャーのシュガー3も居たりしてうらやましいといいますか、、ちなみにシートポストバッグはTOPEAKです。
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さてココからが本番。ホテル内で愛車を組み立てました。BD-1グラファイト、勇気で驀進号です。手直しした部分は,タイヤをシュワルベのステルビオへ交換,9スピードへバージョンアップ。リアキャリアに和田サイクルのセキサイダーを取り付けました。他店の宣伝をするわけではありませんが確かにこれは良く出来ています。ホテル内に持ち込むときも畳んで引っ張りましたがかなり目立ちました。しかし部屋が広くて整備もしやすい。下手するとお店の整備場より広かったりして、、。
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アラモアナショッピングセンター内のバスターミナル。午前6時半です。ココから55番のバスでオアフ島を反時計回りに海岸線を進みます。夜が明ける頃に海が見えてくるというのは気持ちのいいものです。バスの乗り心地はなかなかでした。ちなみにバス内での飲食は禁じられているという事でしたので、腹は減ってましたが我慢してました。
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自転車をバスに乗せるときにはこのようにフロントのラックに載せます。最初は勝手がわからずムスッとしたドライバーの手を煩わせてしまいました。なれると簡単です。基本的には折りたたむ必要がないので、もちろんフルサイズの自転車でも輪行は可能です。注意する点としては車輪が小さいので、リアのディレーラーがラックに当たってしまいます。とりあえずは無事でしたがそれが嫌な人は畳んで乗せるほうが良いかもしれません。その場合は、事前に車内に持ち込めるサイズか否かを確認したほうが良いと思われます。
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サンセットビーチ停留所で降りて、ハレイワ方面に向けてしばらく走っていると問答無用のビッグウェイブに出会えます。ハワイのノースショアはサーファーにとっては聖地、といわれているそうですが、この波を見てしまえばそれも納得。この模様は、パイプラインマスターというサーフィン大会です。サーフィンのスーパーボウルだ、とアナウンスしてました。しかしこんな波に乗れる人がいるのが驚きですね。
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サーフィンの街ハレイワです。北海道で言うとスキーバムにとってのニセコのような街という感じでしょうか。確かにこんなすごい波が来るところに住んでいたら、あっという間に上手くなってしまうかも、、と思わせます。この街にPatagoniaのお店があるのをご存知ですか?そこで土産を買ってバスでホノルルに帰ります。
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ハワイらしいという感じでしょうか。まるでロードムービーのワンカットみたいです。この街は日系人の移民も多いようで、Yamaguchi、とかAoki,という看板の掛かっている店もありました。その辺、しっかりと歴史を勉強して再訪したいものです。
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Pataqgoniaハレイワ店。日本語の堪能なスタッフがいらっしゃいました。秀岳荘から来た、というとなぜか歓迎してくれました。嬉しいの一言です。ココで買い物をすると非売品のステッカーをくれるそうです。私も、ハレイワ店のTシャツを買いました。常夏の店なのにパウダースキー用のジャケットなんかがあったりして不思議な感じでした。
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再びバスでホノルルに帰り、アロハタワーあたりからニミッツハイウェイを東に進みます。次の目的地はパールハーバーです。この辺は車の通りが非常に多いところなのですが自転車用のルートがきちんと確保しているところもあり実は走りやすかったです。不思議なことですが、車と同じ扱いをしてくれるので、車の流れさえきちんと読めば楽しく走れます。途中で、抜きつ抜かれつのデッドヒートを演じたおじさんが、どこまで行くんだ,と訊いてきて、パールハーバーだ、というと案内してくれました。いやはや嬉しい。その際、何でお前の自転車はそんなに車輪が小さいんだ、と聞かれましたがよくよく考えると、アメリカには小径車とか折りたたみ自転車、という文化は根付いていないようですね。バイクフライデーとか、Dahonなどは本国アメリカでは実はマイナーな存在なのでしょうか、、。
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アメリカ海軍施設、パールハーバーです。時間の関係でココには立ち寄っただけになってしまいましたが、思わず背筋が伸びるところです。最初、何の気なしに走っていると、海兵隊から呼び止められまして、いやはや恐ろしかったです。入ってはいけないところに行こうとしていたらしいです。次に来る機会がありましたら、どのような戦いがあったのかきっちりと勉強してこなくては、と思いました。しかしココに日本人がたっているというのはちょっと不思議です。
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少し見えにくいですが、ハンドルとサドルの奥に見えるのが戦艦ミズーリで、太平洋戦争から現役で湾岸戦争までを戦った船です。しかしい大きい船でした。この写真を撮って帰ろうとしていると、施設の人が何でお前の自転車はそんなに車輪が小さいのか、、と聞いてきました。せっかくなので折りたたんで見せると、大いに驚いていました。しかも折りたたんで引っ張って見せると、これまた喜んでいましたね。オーナーとしては嬉しい瞬間です。
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パールハーバーからワイキキ方面に向かい、ダウンタウンを過ぎてたどり着いたのが、IslandTriathlonAndBikeというスポーツサイクルショップです。ここはハワイでもかなりとんがった自転車店のようでコルナゴのフルカーボンMTBとか、MARLINのチタンフレームなんかが置いてありました。BD-1に関して一番驚いてくれたのがココのスタッフで、この太いフレームはアルミなのか?とか、おおぉ9スピードだぜ、とか結構走るだろう、などいろいろ聞かれてこれまたオーナーとしては嬉しい限り。願わくば、誰かと一緒に走って見たかったですねぇ。FELTの自転車はトライアスロン用として人気が高いといわれてますが、本場できちんと走ってましたよ。
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一日しっかりと走りまくりお疲れ様でホテルでたたずみます。しかしこいつのおかげでバス代、時間、いろいろと短縮できて非常に中身のこゆい滞在になりました。

総括

折りたたみ自転車で海外を走るというのは今回が初めての経験でしたが、一番驚いたのが、ハワイではほとんど折りたたみ自転車というのが存在しない、という事でした。やはり、折りたたみ自転車というのはその存在が社会のありようと大いに関係があるようです。スケールに余裕があるアメリカでは、折りたたむ必要がない、畳まないままで自転車を社会の中で生かすような仕組みが出来上がっているのだなぁと思いました。それと、やはり車社会、という事でしょうか。しかし、自転車を駐車することなく、折りたたんで引きずってお店に入って買い物をする、などというのにはかなり彼らも興味を示してくれたようでした。

BD-1で、これだけうろうろするというのもあまり経験がありませんでしたが、実に良く走ってくれました。上記のように折りたたんで引っ張って歩ける、というのは何物にも変えがたい機能で、鍵をかけずにいろんなところに持ち込める、というのは治安の必ずしも良くない所では大きな安心です。また、一番嬉しかったのが、帰り道です。というのも、12時間のフライトの後千歳空港からJRに乗って地下鉄に乗り換えて我が家へ帰るわけですが、疲れた体を引きずっている者にとって13キロにもなろうという自転車をバッグに入れて担ぐのかキャスターを使って引っ張るのか、というのはまさに天国と地獄です。こんな経験をしてしまうと、旅の自転車としては、MTB、ランドナーよりBD-1を選んでしまうかなぁ、、とまじめに思わされました。
また、是非行って、さらにハワイを味わいたい物です。
# by shugakuso3 | 2004-12-20 18:08
現在、秀岳荘白石店には7名のブロンプトンオーナーがいます。
04‘秋、かねてからの売り場担当者の夢だったオーナーズミーティングをついに内輪で開催する運びとなりました。記念すべき第1回はこの自転車の公共性をアピールする為に、折りたたんで電車で小樽まで移動、小樽を自転車で観光ツアーとしゃれ込みました。当日は好天にも恵まれ素敵な休日となりました。



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出発前に店の前で一枚。いずれも白石店勤務の5人。JR白石駅に向け出発です。
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白石駅に向かう5人。同じ車両が5台並んで走るというのはなかなかに良いもので嬉しくなります。ちなみにこの5人、一番身長の大きい人は182センチ、小柄な人は153センチです。それだけの身長差にも一台の車体で対応してしまうのがブロンプトンの凄いところ。
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途中参加の一名(左から2番目)を加えて6名のツアーが完成。彼女はL-3で輪行通勤をしているつわものです。また、ブロンプトンにかぶせてある青いカバー(※)は、キャスターを効かせてゴロゴロ引っ張るときの為の物で秀岳荘オリジナルのプロトタイプ。手のひらサイズまで小さくなります。気になる方は担当有森まで。
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小樽までのJRの車内にて。修学旅行みたいでなんだか楽しいぞ!通勤時間などのラッシュ時を外せば何だが変なことやってんだなぁ、と見てくれるようです。とにかく一般の人に迷惑にならないように、、が基本です。
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小樽駅に到着。いわゆる裕次郎ホームを移動する2人。
定番チューンのベアリングキャスターを取り付けゴロゴロと押して歩きます。
今回のツアーの実はハイライトで、コレを集団でやりたかったのです。
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小樽駅前にて組み立て。結構いろんな方から声をかけられました。興味のわいた方は是非秀岳荘まで。
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いよいよ出発。今回走るコースは、まず運河まで出てそれから祝津まで抜けます。祝津でにしん御殿を見学し小樽水族館横の激坂を攻略。その後小樽まで戻りすし屋通りで昼食。小樽マリーナでのんびりしてJRで帰る、というのが大まかなところです。果てさてどうなることやらちょっと楽しみ。
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小樽観光の穴場を発見。手宮洞窟保存館です。みなさん、日本にも壁画の描かれた洞窟(スペインのラスコー壁画が有名)があったなんて知ってましたか?そんな貴重な資料を無料で見られるなんて!説明係のおじさんの熱い語り口にも注目です。ちなみに、内部は写真撮影が禁じられています。
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コレは小樽観光の定番、にしん御殿小樽貴賓館。門構えを抜けてココまで自転車で入ってこれました。貴賓の名の通り和の贅沢が私たちを迎えてくれました。冬に来るとそれはまたいい感じのようです。ちなみにこれから先は有料です。
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小樽水族館の横の激坂を追分記念碑向けて快走するのは女性二人。ヒルクライムは小柄で軽い人が速いのは小径車でも同じです。この坂の最大の傾斜は16%あったのですが、彼女達は見事にクリアしたそうです。
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たちこぎで頑張る2人。途中までは押したそうですが、やるときはやります。
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おお、まさに坂の上の雲!ゴールはもうすぐです。前からタクシーが来てますが、ココにはバスが通ってない為にほとんどの人はタクシーで来ます。そんなところに小径車で来るというのは非常に気持ちよく誇らしい気分にさせられました。
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追分記念碑で一枚。坂を登って気持ちのいい汗をかいた後は野点を楽しみました。モンベルの野点セットはなかなかのお勧め。クリ―ミーになるまで混ぜましょう。
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祝津より小樽まで戻り、すし屋通りで昼食後これまた小樽観光の定番運河通りへ。自転車でちょろちょろしている人は意外に少なく、特に人力車に乗った人たちからの視線を強く感じました。
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何コレ、の小樽ナニコレ貿易。実はここは、アウトドアビンテージグッズマニアにもアピールするであろう貴重品が売ってあったりするなかなかに侮れない店でした。ひねりのキイタ土産物屋です。
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これまた小樽観光の王道、赤レンガ倉庫。港町というのは何でか解りませんが良い物です。
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小樽市指定の歴史的建造物でかつては倉庫だったそうです。木造軸組み工法を基本に外壁部に石を積み上げていったそうです。和魂洋才ですね。現在は様々な味を楽しめるアイスクリーム屋さんです。
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筆者的には今回の旅のベストショットです。しかしココのアイスクリームは美味でした。ビール味なんてのもありましたよ。
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事故もなくぶじにフィナーレ、小樽マリーナに到着。こんな景色を目の当たりにするとついつい裕次郎になる人間も現れます。この後うしろに見えるウィングベイ小樽からJR築港駅に向かい電車で帰りました。


総括
初めての試みでどうなることかと思いましたが、かなり有意義なツアーでした。この自転車がもっともっとたくさん流通して交通機関に自転車を持ち込む人が当たり前になる日が一日もはやく来るよう祈りつつ心は第2弾へと飛んでいるのでした。
# by shugakuso3 | 2004-10-20 18:31